コラム

2020.8.18
美容室や美容サロンで展開するイチ押しメニューや季節によっておすすめの店販商品をご紹介したいと考えたとき、お客様に口頭で説明したり、ブログなどのSNSで配信されることもあるでしょう。実際にご来店されたお客様に対してアピールしたい場合には、店内の目に付く場所にPOP(ポップ)を掲示することは非常に効果的です。待ち時間や施術をしている最中でも、無意識でも意識的にでも、言葉だけでなくビジュアルやイメージも併せて伝わるような魅力的なPOPがお客様の視界に入れば、興味に繋がり、おすすめもしやすくなります。今回は、魅力的なポップの作り方をご紹介します。 1.POP作成のコツ 1)POPの目的 まず、POPを作る理由を改めて考えてみましょう。それは、ずばり『販売促進』です。 お客様に利用していただきたい商品やサービス、メニューを一枚のPOPにまとめて、分かりやすく魅力的にアピールすることで販売促進のきっかけとします。POPは目で見ていただくものです。そこでは、その商品自体のビジュアル、価値(効果)、イメージなどを視覚的に訴求することができるため、興味を持たれる前のお客様が、言葉で流れるように聞くだけ、よりも魅力を伝えやすくなります。POPというきっかけでお客様が自ら得た情報に対して、口頭で説明を加えることにより、紹介や販売がしやすくなります。 2)魅力的なPOPとは POP作りのポイントをご紹介します。 ① パッと見ただけで、何の商品か分かる 以下の項目を簡潔明瞭に記載しましょう。 商品名(メニュー名)→対象商品の写真やイラストなどあるとビジュアルアプローチが高まります 金額→割引がある場合は、それも忘れずに! 効果・効能→その商品に対するキーワードとなる言葉を必ずつくりましょう   ② 文字の書き方 目立たせたいメインの情報を、太字にしたり大きくしたり色付けして、読んでもらいたい内容を明確にしましょう。フォントによって印象が変わります。読みやすい文字であることが大前提ですが、美しくみせたいのか、スタイリッシュにみせたいのか、優しい印象を持たせたいかを決めましょう。   ③ イメージを膨らませよう 背景や色使いも、その商品をイメージさせる色合いを使うことで、印象を深めることができます。   ④ 置き場所 お客様の目に留まらなければ意味がありません。お客
【今日の逸品】ナプラ『MIEUFA(ミーファ) フレグランス UV スプレー』
2020.8.11
クオリティの高い“サロン専売品”にスポットを当て、編集部がピックアップしたアイテムをご紹介しているこのコーナー。商品メーカーの方から伺った魅力的なポイントとともに、実際に編集部がお試ししたレビューをプラスして詳しくまとめています。 第2回目となる今回は、ナプラのUVケアミスト『MIEUFA(ミーファ) フレグランス UV スプレー』です。 ナプラ『MIEUFA(ミーファ) フレグランス UV スプレー』 長かった梅雨がようやく明け、いよいよ本格的に使用する機会が増えてきた日焼け止め。1度この『MIEUFA(ミーファ) フレグランス UV スプレー』を知ってしまったら、手放せなくなるはず! 香りが楽しめる新感覚のUVスプレー 日焼け止め=無香料タイプが主流だった2014年、多くの方に香りも楽しんでもらいたいという想いから生まれた『MIEUFA(ミーファ) フレグランス UV スプレー』。フランス語の“Mieux=より美しく”“Fable=物語”を合わせた“MIEUFA=美しい物語” というのが名前の由来で「お客様がより美しくなることへの貢献、美しい物語が続くように色々な香りを出していく」をテーマに、無香料を含め7種類のラインアップで展開中です。 日本の基準上限のUV効果 『MIEUFA(ミーファ) フレグランス UV スプレー』は、SPF50+/PA++++と日本の基準上限の日焼け止め効果と、フレグランス効果も兼ね備えた、髪にも肌にも、全身に使える高機能なUVスプレー。逆さまにしても使用できるので、背中などにも使いやすいのが◎また、天然由来の保湿成分が入っており、スプレーすると髪も肌もしっとりサラサラに。メイクの上からや汗をかいた肌の上からでも、手を汚さずにいつでもどこでも紫外線対策ができるのが嬉しい!さらにフレッシュマンデーモーニング・シェリーサボン・シーソルトにはPM2.5やたばこの煙、黄砂など外的要因から髪を守ってくれるアンチポリューション効果もあるそう。 思わず集めたくなる♡女心をくすぐる魅力ポイント そしてこの商品最大の魅力は、無香料含めその7種類からなる豊富な香りのバリエーションとパッケージデザイン。女性の手でも持ちやすく、コロンとしたキュートなサイズ感とスマート&シンプルなデザインで、いつもバッグに入れて持ち歩きたくなる存在です。さらに、香りのイメージが
【今日の逸品】oggi otto『ボタニカルリッチバーム』
2020.8.5
美容院へ来店し施術してもらうと、普段自分が使っているものとは違うサロン専売品のシャンプーやスタイリング剤と出会えますが、その香りや使用感に感動することがよくあります。そのうえスタイリストさんからオススメされると、つい購入して帰ってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。このコーナーでは、そんなクオリティの高い“サロン専売品”にスポットを当て、編集部がピックアップ。商品メーカーの方へインタビュー&編集部のお試しレビュー付きで、詳しくご紹介していきます! oggi otto『ボタニカルリッチバーム』 第1回目は、oggi otto(オッジィオット)の『ボタニカルリッチバーム』。美容液成分を高濃度配合したシャンプー、通称“セラム”や13種の処理剤を組み合わせて施術するオーダーメイドトリートメントなど、髪の補修力を第一に考えて作られた本物志向のヘアケアブランドとして名高いoggi otto。同ブランドから出された『ボタニカルリッチバーム』は当メディアの編集部メンバーも美容師さんにおススメされたことがあるぐらい人気のアイテム。今回はその魅力についてまとめました。 新しいジャンル“ケアスタイリング剤” シリーズのコンセプト「髪を芯から美しくする」を壊さぬよう、何度も試作を重ねながら『ボタニカルリッチバーム』が完成。ケアしながらセットができる“ケアスタイリング剤”という新しいジャンルが誕生したのだそう。 今の流行に合ったウェット感、ツヤ感 高い保湿力が魅力の本商品、シアバター配合率はなんと60%以上!こっくりとしたバーム状なのに伸びが良く、扱いやすいのが特徴。髪につければラフな束感ができ、今の流行に合ったウェット感やツヤ感をまとったナチュラルなスタイルが作れるところが美容師さんからも大好評!セットの仕上げやアップスタイルのうなじ、後れ毛などにも◎もちろん、カールアイロン後やパーマ後のケアにも最適。特に乾燥毛や広がりやすい人には効果が分かりやすいのでオススメとのこと。 用途を選ばず使えるマルチバーム 乾燥の気になる部位にマルチに使えるのが嬉しいポイントで、伸びの良い柔らかなテクスチャーは、肌なじみが良く使い勝手もバツグン!手や爪先、ひじ、ひざ、唇など、1個でヘアケアだけでなくボディケアもできるので何かと便利なお守り的存在♡oggi ottoらしい優しく上品な香りが、つける
2020.7.30
いまだ終息の兆しが見えない新型コロナウイルス。不安やストレスを抱えながら美容室へ来店されるお客様に「施術以外でも何か喜んでもらえる方法はないか?」とお考えの方々もいらっしゃるかと思います。 そこで編集部が注目したのは、美容室でお客様の待ち時間に提供される飲み物についてです。 ハーブティーのススメ 美容室でも最近はホット・アイスそれぞれ数種類の飲み物が用意され、お客様に好きなものを選んでもらう美容室も多くなりました。お水やコーヒー・紅茶が一般的ですが、それ以上の選択肢があると、お客様の印象に残る可能性はグンと高くなるのではないでしょうか。1杯の飲み物を通して「少しでも心地よいサロンタイムを過ごしてほしい」という思いが、美容室からお客様に伝われば素敵ですよね。 というわけで今回は、美容室での飲み物メニューに新たに追加する候補としてハーブティーをご提案!ハーブティーは、「西洋の漢方」ともいわれる植物療法から生まれたお茶で、香りや味も華やかで個性的。基本的にはノンカフェインで、抗酸化作用のあるものや、ビタミンなどの栄養素を含む種類も豊富なので、美容や健康を気遣うお客様にぴったりです。 この時期にオススメなハーブティーの種類や特徴を、美味しい淹れ方と一緒にご紹介していきます。 美味しい淹れ方 まず、ハーブティーには生の状態のフレッシュハーブと乾燥させたドライハーブの2種類があります。特にドライハーブは長期間保存ができ、色々なハーブをブレンドしたものもたくさん販売されているので、初心者でも始めやすく便利です。今回は、こちらのドライハーブティーの美味しい淹れ方をご紹介します。 ホットの場合 分量は、カップ1杯(約200cc)につきティースプーン山盛り1杯分が目安です。<ポットを使う>①ドライハーブ→沸騰したてのお湯の順でポットにいれ、ふたをして3~5分蒸らす花や葉からできているお茶は約3分、実や根の部分がミックスされているものは5分が目安です。②ポットを水平に持ち、2~3回静かにまわして濃度を均一にする③茶こしを使ってカップに注いだら出来上がり仕上げに、花びらなどを数枚浮かべるのもオススメ! <ティーバッグを使う>①カップに沸騰したてのお湯→ティーバッグの順でいれる②3~5分そのままの状態で蒸らす③カップの中でティーバッグを動かしながら濃度を均一にする④そっとティーバッグを取り出
成功へと繋がる『EQ(心の知能指数)』の高め方
2020.4.15
EQ(心の知能指数)という言葉を知っていますか?EQが高い人は、前向きで安定した心を持ち、他人とも良好な関係を築きやすいといわれています。多くの人と関わる接客・サービス業において、EQを意識し高めることは、営業力に直結します。リピーターを増やすには、技術力だけでなく、接客力も重要!ということで、今回は、EQについてまとめます。 1.EQとは? EQとは、「Emotional Intelligence Quotient」の略で、IQが地頭のよさを測る知能指数であるのに対し、EQは感情指数を測るものであり、日本では「心の知能指数」といわれています。 1980年頃、アメリカの心理学者によって研究が始まった比較的新しい測定指数ですが、EQは、自分自身や周りの人の感情を敏感に察知する能力であり、自分の感情をコントロールする知能です。自分の感情をコントロールすることで、仕事や人間関係を良好に進めることができ、EQ指数が高ければ、多くの協力者を得ることができたり、周りの人へも良い影響を与えることができます。 EQが高い人は、コミュニケーション能力に長けており、自分が持つ知識やスキルや経験を十二分に発揮することができます。以下のような特徴があります。・聞き上手・他人の意見を受け入れられる・逆境に強い・自分が間違っていたときは素直に謝れる・相手にとって厳しいことも誠実に伝えらえるなど EQが低い人は、以下のような特徴があります。・自分都合の行動ばかりする・ストレスに立ち向かえない・他人への思いやりがない・愚痴や悪口が多い・人を傷つけることを気にしないなど 2.EQが高い人が成功しやすい理由 難関大学を卒業したようなIQが高い人が、全てビジネスで成功しているかというと、そうではありません。IQを十分に発揮するためには、EQの感情コントロールが必要で、その能力を発揮することで良い結果を生みやすくなります。 IQとEQは、掛け算です。いくらIQが高くても、EQが低い状態で行動しても最大限の良い成果は出ないことがあります。逆に言えば、IQがそれほど高くなくても、EQが高ければ、想像以上の成果を得ることも可能なのです。 自己の感情をコントロールできることで、仕事のパフォーマンスは向上します。気分や自分の機嫌に振り回されると、仕事内容や進捗にムラが出やすくなりますが、安定したモチベーションを常に
2020.2.15
ここ数年、ソフトウェア、自動車、飲食、洋服、音楽をはじめ、各業界に広がりをみせている『サブスクリプション』をご存知ですか? サブスクリプションとは、利用者はモノを買い取るのではなく、モノの利用権を借りて利用する期間に応じた料金を支払う方式のことをいいます。 これまでは買い取ることでしか利用できなかった商品やサービスを、月ごとや年単位といった期間で契約し、一定期間利用できます。そのため、通常購入しようと思うと二の足を踏んでしまうような商品やサービスでも、消費者は気軽に試したり利用することができるようになりました。利用して気に入れば、継続利用が見込まれるサブスクリプションは、安定した固定客を確保する新しい販売戦略です。 美容室でも、集客アップや売上アップの新たな戦略として導入店が増えています。今回は、美容室で導入するサブスクリプションについてご紹介します。 1.メリット・デメリット 消費者のメリットは、初期費用等がかからず通常販売よりも低単価でお得に利用できるということです。また、好きなタイミングで解約しやすいということも、試しやすさに繋がっています。 企業側にとってはどうでしょう。 メリットは? ①継続的・安定的な収入 契約期間中は、継続的な売上となるため安定的な収益となります。 ②稼働率アップ 空きやすい時間をサブスクサービス(サブスクリプション)対象時間に設定することで、稼働率をアップさせることができます。若手やアシスタントを活躍させることを目的とするなら、例えば「シャンプー&ブロー通い放題」というサービスも良いでしょうし、サブスクサービスにより利用頻度が上がれば、お客様とのコミュニケーションも自然と深めることができます。お客様との継続的なコミュニケーションにより、旬のニーズをキャッチすることが可能となり、サービス向上にも活用できます。特に美容室ではサービス提供時に直接コミュニケーションが取れる利点もあるので、顧客ニーズをダイレクトに把握できるメリットもあります。 ③リピート率アップ カットやカラーで利用されているお客様に対して、例えば「トリートメント受け放題」「カラーし放題」というサブスクサービスを利用していただくことにより、来店回数を自然と増やしたり、利用頻度が増えることでお店に愛着を感じ離脱を防ぐ手段とすることができるかもしれません。 デメリットは? ①価格
【美容室・サロン向け】POSレジシステムの選び方とは?
2019.1.11
美容室・美容院・ネイルサロン・まつエクサロン・エステサロン・リラクサロンなどの美容サロンにPOSレジシステムを導入しようと考えたとき、どんな視点で、何を基準に選べばいいのか、また自分のサロンにはどんなPOSレジシステムが合うのだろうかと迷ってしまいますよね。「POSレジ」「POSシステム」という言葉をよく目にしますが、そもそもPOSレジシステムがどんな役割を果たしているのか、今どきのPOSレジシステムとはどういうものを指すのかについてまとめていきたいと思います。 そもそもPOSレジシステムとは POSレジシステムの「POS」とは、「point of sales」の頭文字を取ったもので、日本語では「販売時点情報管理」と訳されています。「レジ」は、そのまま「キャッシュレジスター」のことを指しており、日本語では「金銭登録機」と訳されています。つまり、「POSレジ」とは、お客様と金銭の授受をした時点での販売情報を管理するレジシステムということです。店舗での売上金額を計算・記録したり、不正を防ぐ目的でつくられたレジは、手動からシステムへと発展し、今ではクラウドとも連携しながらPCやタブレットで利用できるように進化しました。さらに、美容室・美容サロン向けのPOSレジシステムでは、売上・集計に加え顧客管理や予約管理機能をも備えた複合的POSレジシステムに進化しています。登録した顧客情報や予約情報、キャッシュレス決済サービスなどと繋がったPOSレジシステムは、情報を蓄積することで、売上集計や分析結果を自動的に表示します。それを活用すればサロンの経営状況を客観的に分析し、売上改善を図るための道筋を探る材料も得やすくなります。 美容室・美容サロンがPOSレジシステムを導入するメリット では、なぜ今美容室でのPOSレジシステム導入が加速しているのでしょうか。単純な金銭のやりとりだけなら、美容室に簡易的なレジや電卓や金庫があれば事足りるかもしれません。しかし、コンピューターやインターネットを中心とするネットワークが発達した現在、様々な情報を複合させることで、その価値を活かし高めることができます。一般的にPOSレジは【いつ、だれが、どのメニューを、いくらで売り上げたか】ということを正確に記録し確認できます。また、購買者の性別や年代といった属性情報や来店人数等を集計したり分析に活用できます。美
2018.8.20
あなたの美容室・サロンには、どんなお客様が来店されていますか?新規なら、紹介、自社サイトでの集客、ポータルサイト、Web媒体、紙媒体 etc ・・・既存なら、長年のリピーター、新規の再来店客 ・・・そして、あなたのサロンのお客様の内訳はどのような比率になっているでしょうか? ロイヤルカスタマーとは? 美容室やサロンの数は年々増え続けています。お客様の奪い合い、生き残り競争が激しく行われる昨今、新規顧客をポータルサイトなどを利用して効率よく集客・獲得する必要がある上で、コストをかけず、売上貢献するロイヤルカスタマーの存在は、美容室やサロンにとって非常に重要ですね。 そもそもこの「ロイヤルカスタマー」とは、どのような顧客層を指すのでしょうか?改めて定義を整理してみましょう。 ロイヤルカスタマーとは、・自店や自店のサービスに愛着がありファンである顧客・他店には行かずに繰り返し利用、購入してくれる顧客・周囲の人にも紹介してくれる顧客という、忠誠心の高い顧客のことを指します。 しかし、このロイヤルカスタマーにも、愛着があるというより一回通ったからという理由で繰り返し来店している「見せかけのロイヤルカスタマー」や愛着はあるが新たな購買行動には結びついていない「潜在的ロイヤルカスタマー」であることもあります。これらの顧客を感情面と行動面が一貫した「真のロイヤルカスタマー」に導くことが、顧客との関係性を強くし、既存顧客からより多くの利益を享受することに繋がります。 ロイヤルカスタマーを獲得することで得られるメリット では、ロイヤルカスタマーを育成すると、何が生まれるのでしょうか。それは、コストをかけず売上貢献に繋がるということです。 真のロイヤルカスタマーは、費用をかけなくても・継続的な来店で新サービスにも興味を持つ行動をする・口コミによる新規顧客の紹介・施術や商品改善に役立つフィードバックを提供という行動を起こしてくれます。そして、これらの行動が重なることによって、ロイヤルカスタマーが自店にもたらす収益は、他の顧客の数倍に達するのです。マーケティング用語で「パレートの法則」という言葉がありますが、2割の顧客から8割の収益が生み出されるといった状況もこのような背景にあり、この2割がロイヤルカスタマーなのです。 また、ロイヤルカスタマーを創出することは売上を伸ばすだけではなく、商品サ
2018.8.6
サービスや商品を再購入する時、「あの時のスタッフさん、感じ良かったな。」「あの人がいるから行こう。」と思って再来店することはありませんか?私も毎月美容室に通い髪を切ったり、整体で骨の歪みを調整してもらっていますが、担当のスタッフさんと会話していく中で、お客様のために、日々勉強したり、技術を磨いたり、接客力や知識を高めている姿勢や気持ちが伝わってきます。その姿勢を見たり、言葉を聞くと、自分の大切な髪や体を任せたくなります。我々もお客様にサービスを提供しているので、よく実感することが多いのですが、お客様に選んでいただくには、スタッフとお客様とのコミュニケーションが大きなポイントになります。では、どんな接客・コミュニケーションがお客様に信頼され、その後の再来店に繋がるのでしょうか? 新規の顧客に目を向けすぎない 来客数を増やすため、新規客向けに媒体やSNS等を利用して集客活動を開始し、結果もそれなりに目標を達成できた。しかし、その後の売上が安定せず経営がうまくいかないという話はよく耳にします。新規集客は、客数の分母を増やすという意味で、サロンの売上拡大のために重要なポイントの1つではありますが、お金と労力をかけて獲得した新規客がリピーターにならなければ、獲得コストは永遠にかさみ続けます。また、初回来店のお客様は、カウンセリングにも時間を要しますし、施術も含め施術者自身も気を使いますね。スタッフ自身の精神的負担も知らず知らずのうちに掛かり続けます。せっかく経営手法で新規獲得に成功したのであれば、その新規客をリピーターにしていかなければ意味がありません。新規客は特に、まず来店していただき、次回来店いただくまでが接客であるとも言えます。「一度来店されれば、仕上がりも気に入ってくれたようだし次も来てくれるだろう」は大きな間違いなのです。 再来店(リピート)の重要性とは リピーターになることでお店にとって、次のような効果をもたらします。 集客コストの軽減・客単価アップ 一般的に新規集客にかかる費用は既存顧客に対し5~10倍といわれています。またリピーターとなりお店を気に入りファンになっていただくことで、お客様からお客様を紹介していただくことができるようになります。そしてお客様との関係性を構築することで、お客様自身が綺麗になるためのお店からの提案も、押し売りや営業ではなく受け入れられ
2018.7.20
皆さんは、「顧客属性」分析をしていますか?美容室に来店される顧客の属性を分類し分析することで、お客様の傾向を把握し、売上アップのための施策に活用することができます。「顧客属性分析」という言葉だけ聞くと、難しく感じるかもしれませんが、すぐに始められ、簡単に分類できます。これらをきちんと整理しておくことで、顧客をリスト化し、注力すべき顧客や重要な顧客を見つけやすくなります。 顧客分類とは 顧客分類とは、お客様が持つ情報で分類することです。例えば、基礎分類:性別、年齢、住所、年収、職業、趣味、嗜好品、興味・関心事、家族構成 など行動分類:購買方法、予約方法、利用頻度、自宅ケア方法、キャンペーンへの反応 などというように顧客属性を分類します。 サロンで統一した項目を予め設定しておき、お客様との会話の中でヒアリングしたことを記録し、情報をカルテに蓄積させていきます。その結果を分析することで、該当する顧客に対して漏れなくアプローチしたり、提案しやすくなります。 顧客分類がなぜ必要なのか 来店されたお客様の属性を分類することで、課題発見と分析がしやすくなります。何かアプローチしたいことがあるとき、全てのお客様に満遍なくアクションを起こしても、反応率が良くないことは多々ありますよね。すると、スタッフのモチベーションも下がりかねませんし、お客様によっては「なんだかんだいつもキャンペーンをやってるな」「毎回売り込みされる」などと不快感を持たれてしまう可能性もあります。このような場合、ターゲットを絞り込み、確度の高いお客様へアプローチをかけた方が良い結果にも繋がりそうですよね。取得した情報を活かすことで、一度でもご来店されたお客様をリピートさせたり、単価アップを図っていくために、確度の高いアプローチを行う武器になるのです。 例えば、顧客分析で、「年代:30代」「性別:女性」「趣味:水泳」という方なら、プールの塩素で痛みやすい髪に対してトリートメントをおススメしやすくなります。「年代:30代~」「性別:男性」「職業:エンジニア」「職業:事務職」という方なら、普段からPC作業が多いと考えられるため肩こりや頭痛を持たれている傾向が多くありますので、ヘッドスパをおススメすると興味を持たれやすいでしょう。このように、顧客属性を単独で利用するだけでなく、様々な属性の組み合わせをして仮定の具体性を高め
2018.7.10
あなたの美容室では、お客様の支払い方法は、どれくらいの選択肢がありますか?近年では、現金以外にもクレジットカードや電子マネー、さらには仮想通貨での決済にも対応したお店があるなど、決済方法は多様化しています。決済方法とその決済代行会社も様々ありますが、今回は美容室へのクレジットカード決済導入について考えていきたいと思います。経済産業省では、多くの外国人が訪れる2020年の東京オリンピック開催に向けてキャッシュレス決済の普及を推進していますが、「クレジットカード決済の導入って不安だな」と思われる美容室経営者様もいらっしゃると思います。店販商品を扱っていたり、施術メニューも複数あるなら、クレジットカード決済の導入をおススメできます。しかし、クレジットカードの決済を導入するとなると、初期費用、月額利用料、手数料など、せっかくの売上に対して費用でマイナスになってしまうなら、現金で売上がそのまますぐに入ってくる方が安心と考えられる方もあるかもしれません。実際にはどうでしょうか。 美容室にクレジットカード決済を導入するメリットとは キャッシュレスによる決済は現金での取引決済時に比べて、会計の効率化、お客様の利便性の向上に繋がるといわれていますが、実際、美容室にクレジットカード決済を導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。 導入メリット1:客単価アップ 接客の中でお客様に当日のトリートメントや自宅ケアをおススメした時、財布の中身を気にしなくても良くなります。また急に時間が空いた時、急にケアをしたくなった時、手持ちの現金が無くても立ち寄れることで来店回数を増やすきっかけになるかもしれません。美容室を予約する際によく使われるホットペッパービューティーのサロン検索の項目にも「カード支払いOK」という項目もありますよね。クレジットカードでの支払いは利用者にとってはポイントも付与されますし、お客様にとってメリットがあります。上限金額を気にせずサービスを受けられることで、利用機会と販売機会を逃さず単価アップが見込みやすくなります。 導入メリット2:トラブル回避 クレジット決済を増加させ現金支払いを減少させると、現金に直接触れる必要が無くなるため、スタッフが売上金を消失したり、入金のために売上金を外部に出す回数も減らせるため現金に関するトラブルが減ることも考えられます。キャッシュレス化の