在庫管理

【在庫=美容室の資産】美容室経営のカギとなる在庫管理はシステム化で業務効率アップを!
2022.6.20
美容室で必要な在庫管理とは? 美容室で管理すべき在庫には、お客様に販売する店販商品のほか、施術に使うシャンプー剤やカラー剤など取り扱うメニューやサービスによって様々なものがあります。これらは、商材に形を変えたサロンの資産であり「在庫」イコール「お金」と捉えることができます。 仕入れた商材を店販として販売したり施術に使えば利益が出ますが、仕入れたものの消費期限を過ぎて処分することはお金を捨てるのと同じことになりますし、逆に在庫切れにより販売・提供機会を逃すことは売上のチャンスを失うこととなり、上手な経営ができているとは言えません。 扱う商材が多くなればなるほど在庫の管理は大変ですが、商材の数が多いということはお客様へ提供するサービスや商品の幅を広げることになり、あらゆるお客様のニーズに対応できるということでもあります。そのうえで、在庫の出入りの動きが大きいということは、実際に【お客様に多くのサービスを提供できている】=【売上が上がっている】=【美容室の現状分析と判断が正しくできている】と言えます。 このような面からも、在庫の動き・状況を常に正確に把握するという『在庫管理』は、美容室経営においてとても重要なことなのです。 美容室が在庫管理をするメリット・デメリット 美容室の在庫管理の重要性は皆さん把握していますが、実際に美容室の声を聞いてみると...「大事なのは分かっているけど、後回しにしてしまう。」「とりあえず、在庫を切らさないようにだけは気を付けている。」「実は、決算月に大急ぎで在庫の帳尻を合わせていていつも大変…。」というものが多いのがリアルな状況です。 では、ここで改めて在庫管理をするメリットとデメリットを挙げてみましょう。 1:美容室における在庫管理のメリット ①機会損失の防止 美容室では、カットだけのサービスに特化している場合を除き、商材が無いと売上はつくれません。商材があるからこそ、様々な施術を提供したり店販商品を販売することができます。先々の予約や人気メニュー・強化したいメニューを踏まえ、在庫管理が正確にできていれば、必要なときに必要な数量を準備しておくことができるので、予め機会損失を防ぐことができます。 ②コスト削減 美容室では、「無くなっては困るから。」「とりあえず多めにあれば良いでしょ。」と、余計な在庫を抱えていては本末転倒。冒頭でお伝えした通り、
美容室の確定申告に役立つPOSレジ機能とは?
2022.2.10
美容室の確定申告に必要なもの 確定申告って、何をするの? 美容室を開業している美容師は、確定申告を毎年行わなければなりません。 そもそも確定申告とは、1月1日から12月31日までの収入・支出などを計算して所得を算出し、その申告書を税務署へ提出することで所得税額を確定させ、税金を納めるための一連の手続きのことです。該当年の翌年に申告し、申告時期は毎年度2月16日から3月15日までの1か月間です。納税は「納税の義務」「勤労の義務」「教育の義務」とあるように、 国民の三大義務の一つとして日本の憲法で定められています。国を発展させていくために納税が必要ということなのですね。 美容室の規模や従業員の有無に関わらず、またフリーランスとして活動している場合も含め、美容師が個人事業主として営業による売上があり、美容室の売上から経費を差し引いた年間の所得金額が「48万円以上」の場合には、確定申告が必要となります。なお、美容室が赤字となった場合は確定申告をすれば、次年度以降に利益と赤字分を相殺することが可能です。 また確定申告には、青色申告と白色申告の2つの方法があります。美容室を2年以上続けていくのであれば、メリットが多いので青色申告がオススメです。 ■青色申告青色申告は、税務署の承認を受けて収入や経費に関する日々の取引状況を記録した複式簿記の帳簿が必要で、貸借対照表と損益計算書を確定申告書に添付する必要があり、それらに伴う書類は7年間保存する義務があります。 青色申告をするためには、事前に「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。開業届は、開業日から1ヶ月以内に税務署に提出しなくてはなりませんが、提出日が“美容室の開業日”になるわけではありません。そのため遡って開業日を記載することができます。事業内容についてなどの事項を記入し、捺印して提出します。青色申告承認申請書はいつでも提出可能ですが、確定申告の期間までに承認されている必要があるため、開業届と同時に出すか、途中で切り替える場合も早めに提出しておきましょう。 <青色申告のメリット> このように、必要書類を提出し青色申告ができれば、事業者にとって節税メリットが大きいのが青色申告です。 ■白色申告白色申告では申請書などの届出は必要なく、開業にあたり何も届出をしなければ自動的に白色申告となります。白色申告は複
POSレジシステムで在庫も一括管理!面倒な作業が時短&効率UPできる在庫管理のコツ
2021.11.25
あなたの美容室では『在庫管理のシステム化』していますか?後回しになってしまいがちな在庫管理ですが、POSシステムを導入しているなら、在庫管理を連携させれば想像以上に日々の作業負担や在庫管理の手間が解消されます。今回は、Bionlyの在庫管理機能のメリットや使い方をご紹介します。 美容室での在庫管理は、なぜ必要なの? 在庫管理をシステム化するべき理由 まず美容室における在庫とは、どんなものがあるでしょうか? それは店販商品をはじめ、カラー剤やパーマ剤などの薬剤、シャンプーなど施術で利用するものも含まれます。「美容室の在庫はお金だ」と言われていますが、仕入れた商材は、販売したり施術で利用すれば売上=お金になります。しかし、売上に利用できなければ、仕入れた金額の採算はとれないことになってしまいます。つまり、その点に関しては赤字です。 美容室で在庫管理ができていないと「決算時期に棚卸をしたら、予想よりも利益が少なかった」という事態も招きます。それを防ぐためにも仕入と出庫を管理することは、美容室の経営状況を正確に把握するためには必要なことです。そして、確定申告をするうえでも仕入れと在庫数の確認は必須ですが、年末にまとめて帳簿を整え合わせようと思うと、だいたい数字が合わなかったりして大変な作業になってしまいます。こまめに管理しておけば慌てずに済みますが、この「こまめな在庫管理」が面倒だとつい後回しになってしまいますよね。 美容室で在庫管理をシステム化し普段使っているPOSシステムと連動させることで、入庫や出庫の動きの把握がとても楽になります。そして在庫管理がきちんとできていると、常に美容室の正確な収支の把握ができるようになるため、経営計画を進める中で計画上から外れた場合、修正するタイミングに早く気付けるようにもなり、的確な判断をするのにも役立ちます。 Bionlyの在庫管理機能とは? 美容室専門iPad型POSレジシステム『Bionly』の在庫管理機能は、サービスの標準機能です。月々のご利用料金内に含まれるので、在庫管理をはじめたいと思ったら追加料金の発生はせず、すぐに利用を開始できます。 【Bionlyの在庫管理のはじめ方】在庫管理をはじめるためには、機能を有効にし、仕入先や在庫設定などいくつかの設定が必要です。なお、もともとBionlyで店販の登録をしてあれば、再登録の必要
2021.2.24
地味に負担の多い作業、それが「在庫管理」 美容室やエステサロン、ネイルサロン、リラクゼーションサロン等の美容系サロンの経営で重要な業務の1つである『在庫管理』。サロンでは施術に必要な薬剤や道具、お客様に販売する店販商品など、多くの在庫を確保・管理しています。どのくらい使用済みなのか、何個販売したのか……等、把握や計算上の個数と実数が合っているかの確認や定期的な棚卸など、多くの業務が発生しますよね。 そんな多くの業務が発生する在庫管理は、真っ先に効率化したい業務のひとつかと思います。近年では他のサロンワークと在庫管理を一括で行えて、業務を効率化できる便利なPOSシステムが増えているようです。POSシステムとは日々の売上を商品ごとに管理・集計・分析できるシステムであり、会計を行うレジ機能とセットになった「POSレジ」として提供されていることが多いサービスです。そのシステムの特性上、「在庫管理」機能とも非常に相性が良いんですね。 ■POSシステムで行う在庫管理のメリット・デメリットは以下にて詳しくご紹介中!在庫管理の重要性とは? POSシステムで在庫管理をしているエステサロンのリアルな声 では、サロンではPOSシステムでどのように在庫管理を行うのでしょうか?今回はそんな疑問を解消すべく、実際にPOSシステムを用いて在庫管理をしているエステサロンを例にご紹介します。 今回お話を伺ったのは、在庫管理機能も付いたPOSシステム「Bionly」を利用し始めた都内のエステサロン様。1年前に開業してから1人でサロン経営されており、個人店だからこその悩みをPOSシステムで解決されていました。 「POSシステムと二人三脚で在庫管理をしています」 ーーPOSシステムを使って在庫管理機能を利用しようと思ったきっかけを教えてください。 やっぱりサロンワークを一括して管理したいからですね。元々、私は「紙とか嫌だ」みたいなタイプだったので、もう全部iPadとかパソコンで済ませられるなら余分なものはいらないなと思って開業と同時に在庫管理機能を使い始めました。 ーー開業当時、在庫管理機能の設定はいつされましたか? 使っているPOSシステムのお試し期間で取り扱っている商品を全部入力させてもらって、そこから個数を入れていったりだとかっていう感じですね。お試しの1か月間で他の設定と一緒に全て終えちゃいました
2021.1.29
美容室をはじめとする美容サロンを運営されている皆さんは、在庫管理をどのようにされていますか?「取り扱い品数が少ないから」「慣れているから」「システム使うとコストがかかりそう」「システムで在庫管理って難しそう」など、様々な理由でまだ手作業で在庫管理を行っているサロンも少なくないかと思います。 ただ、「現状の方法は本当に適切なのか」を考えたことはありませんか?システムに慣れたら工数を削減できるかもしれません。今回は、在庫管理をPOSレジで行うメリットと、在庫管理をシステム化することで受けられる助成金をご紹介したいと思います。 在庫管理の重要性 以前の記事「在庫管理の重要性とは?」でもお伝えしましたが、在庫管理は「どの商材がどれだけ使われ、どれだけ売れ、どれだけ残っているか」その動きを把握するための作業です。これは、在庫切れを防ぐのはもちろん、余剰在庫を抱えるのを防ぎサロンの資産を正しく管理することに繋がります。 ただ、上記を把握していてもなかなか踏み出せないのが実状。それでは、POSレジを使用して在庫管理を正しく行った場合のメリットを考えてみましょう。 POSレジでの在庫管理 “3つのメリット” コスト面の見直し「システムを導入するのにコスト面?」そう思う方もいるかもしれませんが、お使いのPOSレジに在庫管理機能が標準搭載されていれば追加コスト無しではじめられますし、実は人件費面でもコストの見直しが行えます。毎月複数のスタッフで在庫管理を手作業で行った場合、それがシステム化され作業が簡略化できたら…技術を磨く時間に当てることができ、やがて集客に繋がりますよね。さらに、正しい在庫数を常に把握できることで販売機会損失を防げます。 管理面の負担を軽減在庫管理をPOSレジで行うことで、販売商品が即座にシステム反映されるのでミスを防げます。在庫状況がひと目でわかるだけでなく、発注点を設定しておくことで発注点に達した在庫が自動通知されるようになれば、使用期限・消費期限もすぐに調べることができるので安心ですね。 情報共有・操作がラクPOSレジでの在庫管理は、情報が全てクラウドに保存されているので、サロンにいなくてもいつでもどこでも在庫状況を確認することが可能です。さらに、入出庫や棚卸などの基本操作もルールを決めて一度覚えてしまえば、複雑なものではないので作業時間の軽減にも繋がります。
2020.5.18
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府から全国に緊急事態宣言が発令され早一ヵ月。地域によっては緊急事態宣言解除の検討もされていますが、余談を許さない状況が続き、感染者が出ている都道府県では、美容室・美容院・ネイルサロン・まつエクサロン・エステサロン・リラクサロンなどのサロンも休業や時短営業の要請が延長される事態が続いています。営業されている場合にも、「不要不急の外出自粛」により来客数や受け入れ客数が減少しながら、感染防止対策に気を使われたり、お店を存続させるために様々なアクションや工夫をされ、未来に向けて試行錯誤されているサロンが多いことと思います。 営業再開後にお客様が戻られる日は必ずやってきます。Bionly Blogでは必ず訪れる営業再開に向けて、通常営業時では後回しにしがちな大切なこと“今だからこそしておくべきこと” を、ご紹介していきます。 【第4回】今がチャンス!面倒な作業を進めてみよう 接客時間が少なく、自由に使える時間がまとめてとれるこのタイミングで、「気にはなっているけど、手間がかかる…」と躊躇していた作業に取り組んでみませんか?顧客に対する来店誘導のアクションは、今は起こしにくいタイミングですよね。そうなると、店内業務を効率的且つ便利にすることを見直すのが一番です。レジやカルテ、予約システム、メニューの見直しもありますが、おススメは、在庫管理のシステム化です。 なぜ、在庫管理? 「在庫」は、商材に形を変えたサロンの資産です。仕入れたものを店販として販売できれば利益が出ますし、施術にも使用するものであるため、在庫を切らすとお客様の要望に応えられなくなってしまうこともあります。随時、正しく管理することが非常に重要です。在庫管理をシステム化するとなると、導入時に初期設定として膨大なデータ登録が必要になります。そのため、「通常営業時には時間がとれず、なかなかシステム化へと移行できない」という声も多くあります。しかし、アナログな在庫管理は、時間も人手も取られる負担の大きな作業です。システム化することで、在庫管理を行うためのフローが整い、スタッフへの教育もしやすく、作業効率アップに繋がります。 ●在庫管理の重要性については、こちらの記事もご参照ください在庫管理の重要性とは?/Bionly blog POSレジを導入するときがチャンス サロン業務を効率的且つ
2019.11.15
サロンを経営するにあたり、集客や売上は常に気にされ、仕組みをつくられたり、改善を図られるサロン様も多いと思いますが、在庫管理はどれくらい重要視されていますか? 使われなくても消耗したり無くなったりはしないので、「在庫を切らさないようにだけはしておこう」という感覚で、サロンの在庫というものを考えていませんか? 今回は、後回しにされがちなサロンの「在庫管理」に注目していきます。 在庫管理とは 当日の売上、今月の売上、また会社の現金はいくらあるかということは把握されていると思いますが、サロンの在庫はどれだけあるか、年間や月初から月末にかけてどれくらい動いているか把握していますか? 在庫は、商材に形を変えたサロンの資産です。仕入れたものを店販として販売できればサロンに利益が出ます。「在庫」イコール「お金」とも言えますね。 扱う商材が多くなればなるほど在庫の管理は大変ですが、お客様の施術に使用する在庫も正確に管理できていないと、必要なとき、お客様の施術ができないという事態を招いてしまいます。そういった面からも、サロンの在庫の動きを常に把握するという在庫管理は必要です。 サロンの在庫の動きが小さければ把握もしやすいですが、在庫数の変動は大きい方が良いです。在庫数が動かないということは、お金として使えない資産を抱えているだけということになります。 また、それだけ施術や店販で使われていないということであり、お客様にサロンサービスが提供されていないということでもあります。サロンの在庫数の変動が大きいということは、それだけ多くの商材を使用したり店販により、お客様に多くのサロンサービスを提供できているということになります。いわば、在庫の出入りはサロンの健康状態を表すとも言えます。代謝の良いサロンでありたいですね。 サロンでの在庫管理のメリット 「無くなっては困るから」と余計な在庫を抱えていては、意味がありません。毎月の仕入れ数と販売・使用数が近ければ、過剰在庫を抱えることもなく、常に新しいものを使用することができます。食品等と比べれば消費期限は長いかもしれませんが、商品は経年劣化していきます。いつでも新鮮な状態のものを使用してお客様にご満足いただきたいものです。 利益は、売り上げたメニューや金額だけでは計算することができません。原価や在庫を踏まえた計算が必要となります。 売上原価を計算す