集計・分析

【美容室をリピートしない理由って?】失客データから探る美容室のリピート対策とは
2021.11.8
美容室における『集客』は多くの経営者の悩みであり、永遠のテーマであるとも言えます。それぞれの美容室が得意とする客層や営業手法によって、集客で力を入れるべき媒体や情報発信内容を工夫する必要もありますよね。 そういった集客努力によってお客様が美容室に来店された後、『リピートされずに失客となったお客様』の分析はしていますか?集客が頭打ちだと感じたり来客数に伸び悩んだら、リピートされずに失客となったお客様の情報分析をしてみると、美容室の現状課題を見直すことができ、リピート客を増やすヒントが見つかるかもしれません。今回は、美容室の『リピート状況の見直し』と『リピート対策』について深堀りします。 来店客のリピート状況を把握する 美容室がリピート状況を把握する際のポイントは? 美容室がお客様のリピート状況を把握するうえで見るべきポイントは、大きく分けて2つあります。 ■リピート状況把握のポイント1:初回来店後のリピート状況初めて美容室にご来店されたお客様のその後の動向は非常に重要で、その後数か月以内にリピート来店があるかどうかをチェックしましょう。初回来店から数ヵ月経ってもリピートされない場合はそのまま失客になる可能性も高く、集客にかかるコストがかさむ原因となります。失客を防ぐためにも、施術や接客の時間を通常よりも多く確保し、お客様が満足&安心される工夫を検討・実施してリピート率を上げる必要があります。 ■リピート状況把握のポイント2:複数回リピートがあるお客様の来店状況「複数回リピートがある」と一言で言っても、「2回」「3回」「4回以上」では質が全く異なります。4回以上リピートされているお客様は美容室への信頼が厚くなっていると言えますが、2~3回のリピートではまだ様子を見ている段階です。その時々のお客様のリピート段階に合わせた接客をすることで、次へと繋げることができます。 お客様のリピート状況把握の基本としては、初回来店日を基に次のリピート時期目安を決め、そこまでに来店がないお客様が、『リピートされなかったお客様』ということになります。 ▶次の来店目安とは・・・美容室の施術方針やお客様のヘアスタイルによって、来店目安となる周期は変わりますが、基本的には、<1ヶ月、2か月、3ヵ月、4ヶ月、5か月、6ヵ月>とリピート来店周期を定め、来店されなかったお客様を『失客』とみなします。 例
お客様の来店周期分析と来店率アップを目指すアプローチ方法とは?
2021.10.21
お客様の来店周期を把握できると、お客様に対して適切なアドバイスができたり、売上アップに繋げることができます。売上アップを目指し、年間を通した来店周期分析とお客様へのアプローチ方法を考えてみましょう。 お客様の来店周期に目を向けましょう 来店周期を分析する 売上をつくっていくために必要なのは、まずお客様に来店していただくことですよね。そのために、各美容室ごとにスタッフの皆様は集客サイトやSNSの発信など様々な努力をされていることでしょう。 もちろんそれもとても大切なことではありますが、今回は来店されているお客様に目を向けてみませんか。新規集客にはコストがかかりますが、既存のお客様の来店頻度をコントロールできるようになると費用対効果が高くなります。そしてお客様の来店を固定化させることで、安定した売上を確保することが可能になります。 まず、何度か通っていただいているお客様を中心に、そのお客様がどれくらいの周期で来店されているかを調べてみましょう。そうすると「来店の周期が2ヶ月のときもあれば5ヵ月に伸びている」など、来店周期がバラバラだったり、おススメしたい来店周期と比較して長すぎるなど、来店周期を調整できるポイントを見つけられるはずです。 来店周期を整えるメリット ご自身の来店周期を把握していないお客様は、意外と多いものです。なんとなくは把握していても、予定が入って1週間伸び、天気に影響され2週間伸び…と、来店のタイミングが伸びてしまうこともあるかもしれません。1週間や2種間程度であればさほど気にならないかもしれませんが、これが続いていくといつのまにか忘れられてしまったり、時には「ついでだから」と何か別用事の都合等で違うお店へ来店されてしまう可能性もあります。 例えば単価1万円のお客様で、年間5回来店されていたお客様が4回になってしまったとします。そうすると年間の売上金額は1万円減少することになります。このようなお客様が100人いたとしたら、前年比100万円ダウンとなってしまいます。 もちろん来店周期が短くなるタイミングもあると思いますが、サロン側からアクションを起こすことで来店リズムを元に戻したり来店周期をコントロールできるかもしれません。そうすることでもし売上も調整できるなら、できた方が良いですよね。 では具体的には来店周期をどのように把握し、どんなアプローチをすれば
そのPOSレジ最大限活用できていますか?美容室がいますぐ使うべきPOSレジ機能TOP3
2021.9.27
POSレジシステムを導入する美容室が増えている一方で、導入しても搭載されている機能を使い切れていないケースも多く見受けられます。そこで今回は、基本的なレジ・予約・顧客管理以外の機能で今すぐ使うべきPOSレジシステム『Bionly』の機能TOP3をご紹介!あなたの美容室運営を大きく変えるかも?! 第3位:目標金額設定機能 美容室を運営する中で売上目標は必ず設定しているかと思います。その数値を「目標金額設定機能」に登録していただくだけで、自動で達成率を算出・確認することができるのです。店舗全体とスタッフごと、それぞれ施術売上と店販売上で分かれて目標設定ができ、目標金額・売上実績・差額・達成率をまとめて確認することができます。常に目標の達成状況を把握することで、目標達成に向けて何をすべきか逆算して計画しやすくなり意識向上へと繋がりますよね。ひとつ数値を入力するだけで様々な発見ができる「目標金額設定機能」、試しに使ってみてはいかがでしょうか。 目標設定の重要性と「目標金額設定機能」はこちらでも詳しく解説しています! 第2位:在庫管理機能 美容室では、お客様の施術に使用する「業務用商材」と店頭で販売する「店販商材」を扱っているかと思います。ただ、「まだ紙で在庫管理をしている」「実は...きちんと在庫管理をしていない」という美容室がいらっしゃるのも事実。それらには様々な理由があるかと思いますが、在庫をきちんと管理することは滞りなく満足のいくサービスを提供するのに不可欠であるとともに、美容室の資産管理という観点からも重要となります。 Bionlyの在庫管理機能では、導入すると在庫管理に必要な入庫・出庫・返品処理・在庫確認・棚卸が可能です。そしてPOSレジ最大のメリットはシステム内でデータが連動すること。レジ会計・集計・分析などにも反映されるので紙管理では見えなかったデータも見えてきます。もちろん、はじめは商品情報登録などちょっと作業が大変かもしれませんが、一度登録してしまえば業務の効率化を図れるはず。まずは店販商材から、など段階的に取り入れていくのもいいかもしれませんね。 在庫管理をPOSレジシステムで行うメリットやその方法などを動画ご紹介! 第1位:分析機能 美容室では客単価アップや新規集客など、様々な課題があると思います。その課題を解決するヒントとなる”美容室の強みと弱み”が
お客様の来店状況からサロンの強み&弱みを見つけるPOSレジの「リピート分析機能」とは?
2021.9.9
美容室のお客様の来店状況を読み解けば、お店の傾向・結果・これからの対策を導き出すことができます。では、これらを見つけるためには何をポイントにみれば良いか考えてみましょう。 来店者状況を把握する重要性 自店の強み、弱みを見つけるために 美容室の集客や次期計画を立てる際は、これまでの結果を踏まえたうえで戦略を立てる必要がありますよね。美容室の売上結果を振り返り、一定期間の来店者状況を数字で整理して把握することで、きっと現状の良い点や課題が見えてくるはずです。 しかし、美容室の膨大なお客様の数を集計・分析するのは気が遠くなる作業。そんな時にオススメなのは、POSシステムを利用することです。例えば、新規来店者数、リピート率、失客率などを集計することで、どのようなお客様がいつ美容室に来店されたのか?いつ離脱されたのか?を把握すれば、美容室の強みと弱点を見つけることもできます。POSシステムの集計・分析機能を活用すれば、これらは自動的に計算されるので「なぜそうなったのか?」と考察する時間を有意義に使うことができます。 Bionlyの『リピート分析』は、何ができるの? Bionlyのリピート分析 Bionlyには、『リピート分析』機能があります。日頃の会計内容が自動的に集計され、来店・会計されたお客様についての情報もリアルタイムで集計されるのです。グラフや表の分析表も同時に作成されているため、集計の手間が一切かかりません。いつでも確認したい期間の来店客状況を分析し認識しやすいデータでみることができます。 リピート分析では、以下の来店状況が確認できます。 ・直近1ヶ月の来店状況現在から直近1ヶ月の来店状況を、自動集計&表にまとめて表示します。 ・任意で指定する1年間の来店状況確認したい1年間の来店状況を自動集計&表にまとめて表示します。また、検索した期間の月次リピート推移をグラフで可視化できます。加えて、リピート来店者については、男女比・指名率をグラフ化しており、さらに男女比においては、年代別の人数と割合を表示します。※集計結果:美容室全体とスタッフ別に表示可能※それぞれ該当する顧客リストの一覧化が可能 リピート分析の詳細 Bionlyのリピート分析で確認できる来店状況は、下記「来店区分」に分けて集計されます。 【来店区分】 このように分類・集計し、分析することでどの時期にどのよう
美容室の業務効率と接客力をアップさせる、アンケートの電子化とは?
2021.8.16
美容室にご来店されるお客様の要望や傾向を知りたい時、何をしますか?接客中のヒアリングで細かな情報を収集することもできますが、接客しながら全てのお客様の多くの情報を覚えておくのは難しいこともありますよね。そんな時はアンケートが便利です!今回は、美容室でペーパーレスでアンケートを作成&集計する方法をご紹介します。 美容室でアンケートを取るメリットと情報活用法とは? アンケートの役割 お客様の情報を得るということは、美容室経営において2つの面で役立ちます。 1つ目は、接客における顧客満足度アップを目指す!お客様のお悩みや、どのような仕上がりを求められているか、またどのような趣味嗜好を持たれているかを知ることは、お客様の理想を実現し満足度を高めるために非常に重要です。 価値観や感覚は人それぞれ違うものですが、伝えたいニュアンスを汲み取り少しでもお客様の感覚に近付こうとするためには、お客様とのトークやカウンセリングでお客様から情報を引き出すことがポイントとなります。特に初めて美容室へ来店されるお客様へのヒアリングは重要!しかし、タイミング的に丁寧にヒアリングする時間を取れないこともあるかもしれません。そんな時、予めお客様の要望や傾向など欲しい情報を集めておくことができれば、接客もスムーズに進みます。 2つ目は、美容室にご来店されるお客様の傾向を掴むことで現状把握する!自分の美容室にどのようなお客様がご来店されているか...例えば、年代や性別・職業・趣味・興味・ライフスタイル・お悩みなど、様々な要素から美容室にご来店されているお客様の傾向や比重の現状把握が可能となります。それにより、集客やマーケティング・ターゲティングが合っているか、改善ポイントがあるかを確認できます。これができると、集客のための表現の方向性や方法を正しく行うことができるようになります。 これらを行うためには、アンケートが有効な方法です。 電子アンケートのメリット では、紙のアンケートではなく、電子アンケートにすることでどのようなメリットがあるでしょうか。いくつか挙げてみましょう。 (1)作成が簡単!紙アンケートの場合、 以上が必要になります。 しかし、電子アンケートなら、 こんな使い勝手の良さがあります。 (2)集計結果が瞬時に確認できる!お客様全体の結果から傾向を探るためには集計が必要になりますが、紙でアン
美容室の売上を右肩上がりに!『売上目標』を設定していますか?
2021.8.16
突然ですが、あなたの美容室の経営状況は安定していますか?損益分岐点を越えたうえで、売上は上がっているでしょうか? 売上状況が芳しくないという場合、目標を立てると計画的な売上の積み重ねがしやすくなりますよ。そこで今回は、美容室の経営を安定させる売上目標とは何かを考えてみましょう。 美容室において『売上目標』を立てる理由をおさらい なぜ、美容室で『売上目標』を立てる必要があるのか? 美容室を運営するにあたって売上目標を立てることは、2つの成長を高めるのに役立ちます。 【経営面】利益を確保しなければ美容室経営は成り立ちませんが、その利益をつくるには売上が必要であり、利益を増加させていくための適切な売上目標金額を設定することが重要です。美容室特有の繁忙期や閑散期を加味したうえで、年間・月間の目標を設定、そこから算出して日々いくらの売上が必要かを把握しておくことで、その時々に必要な営業や対策を考えることができます。 売上目標を設定し、それを達成していくことは安定経営のためにとても重要で、達成できていないのであれば営業方法の工夫や何かを変更する必要があるということですね。前年対比売上アップするために年間の売上目標金額を決めた後、その実績を日・週・月・年間と追っていきましょう。ここではもちろん達成することがさらに重要になりますが、目標と実績に大きな差が出てしまう時や想定外の事象が起きた場合などは軌道修正することも必要です。 【スタッフの育成面】美容室に所属しているスタッフの売上目標金額をきちんと設定することは、スタッフのモチベーション管理にも役立ちます。目標が明確にあることで、それを達成するために努力する理由をつくることができるのです。 『ノルマ』というと苦手意識を持つスタッフも多いかもしれません。しかし、売上目標金額をサロン全体の数値に対してただ割り振るのではなく、スタッフの成長具合に合わせて目標設定することで、さらなる成長を目指すことができるのも確かです。 目標の立て方は、美容室の状況と考え方によりそれぞれ異なりますが、売上目標を設定し、それと比較した売上実績と達成度を確認するとき、毎回計算するのは大変ですよね。でも、自動集計されいつでも簡単に確認することができれば...自然と数字に対する意識を高めることができます。 POSレジシステムで美容室の『売上目標』を設定&管理をしよ
数字で徹底解剖!お客様の内訳から導く、店舗の “強みと弱み” の見つけ方
2021.8.16
あなたの美容室は、顧客のリピート率を重要視していますか?それとも、回転率を重要視しますか?もしくは両方? その他にもPOSレジシステムに蓄積されたデータの集計と分析によって、美容室の経営に役立つ情報は多く得ることができます。今回は、お客様の来店内訳から見える数字を掘り下げてみましょう。 店舗の現状を知ることから全てがはじまる! 美容室に来店されるお客様の「内訳」を把握できていますか? 美容室に来店されるお客様の「内訳」を把握することは、経営戦略を進めたり修正するためにも重要なことです。実際に来店されるお客様の客観的な情報を基に自店の客層を正確に理解することで、営業手法がマッチしているか確認したり、足りない部分に気付くことができるヒントを見つけることができるようになります。では、美容室に来店されるお客様の「内訳」は何を基準に考えれば良いでしょうか? まずは新規・再来店・失客などの把握からはじめましょう。このデータにより、あなたの美容室にどれくらいのお客様が固定客として存在するか確認できます。 そこから、新規率が高いとなればリピーターをつくるための戦略を考える必要がありますし、リピート周期の結果によっては再来店誘導のアクションを起こす戦略が必要となるかもしれません。 美容室向けPOSレジシステムBionlyで行う『リピート詳細分析』 Bionlyの『リピート詳細分析機能』では何ができる? Bionlyの『リピート詳細分析機能』では、 調べたい期間内に来店されたお客様について、各来店区分の分析を行えます。 【来店区分とは?】 分析対象項目は下記3種類より選択でき、客数や再来店率の割合等を測ることができます。結果は店舗全体またはスタッフ別に表示します。 【分析対象項目】 これらを軸とし分析することで、以下のような情報を得ることができるようになります。 例えば… など。 分析した事で、このような情報を把握できれば、今後の集客アプローチを具体的に検討しやすくなりますね。 来店区分ごとに導かれること 各来店区分において、分析の軸ごとに以下の情報を自動集計しています。 ●来店動機別美容室への「来店動機」となるものを予め設定しておき、お客様にヒアリングしたものを登録することで、媒体や広告の集客効果を測ることができます。 ●男女・年代別美容室に来店されたお客様の性別と年齢が登録されるこ
美容室で売上アップをするために必要な『売上目標』の立て方
2020.12.23
美容室をはじめとする美容サロンを日々営業する中で、「お客様に満足して帰っていただき、また来店していただきたい!」という思いは、どの経営者、スタッフの皆さんにもあることだと思います。しかし実際問題、利益を上げ続けなければ、営業が続けられなくなり、お客様にサービスを提供することはできなくなってしまうのも事実。現実をみると、美容室の閉店率は一般的に開業後1年で60%が閉店、3年目には90%が閉店…と非常に残念で厳しい状況が浮かび上がります。 そうならないために売上を上げ続けるには、集客や再来店誘導のための施策、技術やサービスの向上というアクションプランが必要ですが、まず第一に必要なことは明確な売上目標金額の設定です。そして、関わるスタッフ全員がその目標を意識できているかどうかで美容室としてのマンパワーが決まります。 『年間売上目標を立てる』ということは、当たり前のことのようですが、日頃どれくらい『目標』を活用して売上アップのアクションができているか、チェックしてみてください。 なぜ、売上目標が必要? 美容師や理容師のほか、エステやネイル、まつエクサロンなどの美容サロンスタッフの中には、「ノルマのようでツラい・・・。」と、『個人売上目標』を設定することが苦手な人もいるかもしれません。 もちろん、ノルマをこなせる人にとって売上目標があることは、気持ちの良いものかもしれませんが、それだけでストレスを感じてしまう人も少なくないでしょう。「人に喜んでもらいたいだけなのに・・・。」「数字に追われて仕事が楽しめない・・・。」そんなお悩みもよく聞きます。 しかし、ノルマと目標は違います。■ノルマは、決められた期間内に果たすべき仕事量であり、義務感の強いものです。 ■目標は、最終的なゴールを達成するために設けた目印であり具体的な手段です。また、目標を設定するときには、誰かから指示されるのではなく主体性を持つことも必要です。 目標を立てるにあたり、数字に追われたり、追い込まれるのはツライですが、自分の成長のための指標を明確に持っていることは大切です。お客様の満足度を高めるために技術や接客スキルを上げる努力はされると思いますが、成長度合いを数字に照らし合わせることでその努力の方向性が合っているか、誤っているか、見極めることにもなります。売上=お客様の満足度の表われであるため、満足されれば再来店
2020.10.26
美容室やエステサロン、ネイルサロンなどの美容サロンで売上をつくるための経営方針はサロンによって色々あると思います。・少ないメニューに特化し専門性を高め、回転率を上げて客数を増やす・技術力と接客に対する自信とサロンのブランディングのためにメニュー単価は高めに設定する・オプションメニューを充実させることで追加メニューで単価アップする・店販商品を多様化するなどなど... 美容室の収益を上げるための経営戦略は様々な方法がありますが、どこに注目し、何を変えれば良いのか分からないという方に向けて、今回は美容室の売上情報を分析することで客単価アップに導く方法をご紹介します。 客単価アップの方法 美容室の客単価アップの方法についての情報は様々ありますが、自分の美容室に本当に合ったやり方を判別するのはなかなか難しいものです。例えば、「単価アップにはヘッドスパを導入すると良い!」とか「最新のトレンドカラーを導入すべき!」とか「流行のカットをいち早く!」と言われても、技術を極めるためには結局時間がかかってしまったり、流行やトレンドも一次的なものになることも多いですよね。もちろん、単価アップの為にお客様のニーズを取り込み、常に最新のものを得ようとする努力は、それが美容室の接客姿勢やスタッフ自体の魅力になることは間違いないことです。しかし、常に情報を探し、技術や商品を導入し続けることは疲弊に繋がりかねません。 そこで、外から新しい情報をインプットして客単価を上げることを考える前に、一度、自店に蓄積された情報の宝を見直してみませんか?流行に乗ることより、まずは、自店の動向をきちんと見つめ、美容室の強みや弱みに改めて向き合うと、地に足のついた改善点や客単価アップのヒントが見つかるかもしれません。 注目すべき情報 美容室の売上情報が蓄積されていれば、次の項目に注目してください。あなたの美容室独自の単価アップのヒントが隠されています。 1、高単価のお客様 高単価のお客様が選ばれているメニューは何でしょうか? 「パレートの法則」で、全顧客から上位2割の優良顧客が、売上の8割をつくっていると言われていますが、あなたの美容室における上位2割のお客様はどんなメニューを選ばれていますか?高単価のお客様が選ばれるメニューの傾向は、ずばり単価を上げやすいセットであるといえます。スタッフの勧め方や見せ方がうまくでき
2019.12.15
美容室経営をする上で、どのような数値を重要視されていますか?来店数、新規率、リピート率、回転率、来店周期率、など様々な視点があると思います。その中で今回は、リピート率について考えていきます。 1.リピート率とは まずはじめに、「リピート率」と「リピーター率」の違いを整理しましょう。 これまで1度でも来店したことがある全顧客のうち、当月リピート来店した人数や割合を測るための指標 当月来店した全顧客のうち、リピーターが占めている割合や人数を把握するための指標 美容室のリピート率、業界平均値はご存知ですか? 美容室のデータをまとめているサイトによると、90日間での全国の美容室のリピート率は下記のとおりでした。 既存客の平均リピート率:約70%新規客の平均リピート率:約30% 再来店顧客を多くすることで、コストを抑えて売上をつくっていくことができますが、分母を増やすことを目的に、新規集客のため、ポータルサイトやSNS、紙媒体などを使って集客に力を入れている美容室は多いことでしょう。しかし、新規のリピート率はあまり高くない傾向にあります。 2.リピート率を高める リピート率の計算方法は、下記のとおりです。当月リピート率(%)=当月リピート顧客数(人)÷累計新規顧客数(人)×100 さて、リピート率が平均より低かった場合、または目標値よりもリピート率が低かった場合、原因はどのようなことが考えられるでしょうか。なぜ、離脱客が多く発生してしまうのか、失客原因を明らかにすることが先決です。 一口にリピート率といっても、媒体毎に導き出すことも重要です。 例えば、・ホームページからの来店に比べて、クーポン付きのサイトからの新規客のリピート率が低い ― 理由・1回目で来なくなる ⇒ 初回クーポンが目当て・2回目以降で来なくなる ⇒ 自サロンの魅力が他サロンのクーポン以下と感じた ― 美容室の魅力とは何か?・仕上がりが良い・お客様にとって有益な情報を得られる・スタッフとのコミュニケーションが楽しい、居心地が良い・来店後にもお得な情報が届く(クーポンなど)・次に来店するきっかけがある              など このように、施術当日とその後のフォローにより、離脱させない対策が必要となります。お客様に「このサロンに行きたい」とリピートされるサロンになるためには、離脱する理由を無くし、お客様の