【美容室が電子カルテを利用するメリット】リピート率をアップさせるカウンセリングとは?

美容室やネイルサロン・アイラッシュサロンなどの美容サロンでリピート率をアップさせるには、お客様をよく知ることから始まります。相手を知りプロとして適切な提案と施術をすることで、期待以上の結果から顧客満足度アップを目指せます。
そのお客様を知る手段として重要なのがカウンセリング!今回は、カウンセリングでリピート率アップを目指す方法ご紹介します。

美容室がカウンセリングで意識すべき3つのこと

美容室が意識すべきこと① 第一印象を大切に

人の第一印象を決めるのは3~5秒、長くても15秒と言われています。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」によると、第一印象を決定するのは以下の順番とされています。

■視覚(見た目)・・・55%
■聴覚(声・話し方)・・・38%
■言葉(話の内容)・・・7%

そう、美容室に入った瞬間の「いらっしゃいませ。」から既に始まっているのです。話す言葉よりも、まずは表情を読み取られています。お客様の目をしっかり見て笑顔でお迎えしましょう。

その後、15秒以内で美容室のイメージが固定します。お客様に寄り添う姿勢でカウンセリングをはじめましょう。

美容室が意識すべきこと② カウンセリングでヒアリングする内容

美容室では事前にアンケートで要望などを書いてもらう場合もあるかもしれませんが、カウンセリングの時間は必ず取りましょう。美容室でのカウンセリングはお客様のオーダーを聞くだけではありません。

美容室にお客様が来店される時の心境は「綺麗になれる!」というワクワクと、「本当に綺麗になれるかな?」という不安と期待が入り交ざった状態で来店されます。お客様は、うまく言葉にできなくてもある程度のイメージを持ってご来店されているので、それをプロとして引き出すことがカウンセリングの第一歩です。

では、美容室でのカウンセリングでは何をヒアリングすれば良いでしょうか?

1、「今、こんな点が気に入っていない。」という現在のお悩み
2、「こんなふうになりやすい。」というお客様が気付いている不満やネガティブポイント
3、「こんなふうになりたい。」という要望&希望

お客様は、うまく説明できなかったり自分から言葉として発するのをためらったりと、全てを伝えきれないことが多いもの。それをくみ取り上手に引き出してあげることが重要です。

美容室が意識すべきこと③ カウンセリングで伝える内容

ヒアリングができたら、次は施術前のすり合わせをしましょう。ここで意思疎通をきちんと行うことで、お客様の美容室に対する不安を取り除き納得いただいた状態で施術に入ることができます。

では、すり合わせはどのようにすれば良いでしょうか?

1、触診&見たうえでの気付くことを伝える
お客様からの要望を踏まえながら、お客様が気付いていないような癖や傾向・ダメージ状態などを伝えましょう。お客様自身に気付きを与えることができると信頼度がアップします。

2、提案
お客様からの要望・好みに沿いつつお悩みを解消できるよう、当日の施術内容について提案します。その際、当日の仕上がりイメージだけでなく時間経過とともにどのように変化していくかまでも伝えると、継続的なイメージをつけることができます。また、専門用語は使わずお客様に分かる言葉で伝えることもポイントです。

3、時間と金額
提案内容によっては、お客様が予約されたメニューから変更が生じることもあるかもしれません。
お客様が美容サロンで不安に思われることの多くは「予約していた内容から変更があったけど、金額はどうなるの?」ということ。カウンセリング時は必ず最終的な【当日の施術内容】【金額】【所要時間】を改めて伝え、お客様にこの後予定があるかなども確認しましょう。このような心遣いは伝わります。
お客様が少しでも不安に思われそうなことがある場合は、ひとつずつ解消し納得・安心いただいた状態で施術に入れるようにしましょう。

※初回来店時のカウンセリングが重要!

特に新規来店のお客様は、なかなか上手く言葉にできないことも多いでしょう。
ヒアリングが一問一答のようになってしまったり、聞き出しが多く話しにくいと感じてしまうこともあるかもしれません。ただ、段階的にヒアリングができればお客様も不快に感じられることはありません。
最初のカウンセリングに加え、施術中にポイントとなる点や進行状況の説明を行いながら、お客様がどう感じているかをヒアリングすることでお客様に寄り添い、結果的に施術の満足度を上げることができます。この行動が信頼度をアップさせ「またこの美容室に来たい!」と思う気持ちに繋がりリピートされていくのです。

ゆえに、美容室初回来店時のカウンセリングが最も重要となります。もちろん、2回以降の来店でもヒアリングや提案は必要ですが、特に初回来店時でのカウンセリング~施術で信頼と満足を得られないとリピートはされにくくなってしまいます。初回のカウンセリングは、特に丁寧に行いましょう。

美容室でのお客様情報管理は、電子カルテで完璧に

1、美容室での顧客管理の重要性

美容室で行うお客様へのヒアリングは、聞き出し項目が多いとお客様との会話が難しい場合もありますよね。そんな時は、事前にカウンセリングシートやアンケートの記入をしてもらうことも有効です。それを元に効率よく深堀りしていくことができます。

そして、カウンセリングで得た情報の管理はさらに重要になります。2回目以降のリピート来店や期間が空いた後の来店時に、同じことをヒアリングしてはお客様の期待を下げることにもなりかねません。そのためにもカルテにきちんと記載して、美容室で情報管理することが重要です。

カルテには、お客様自身の情報や施術履歴など様々な情報を記録します。お客様の情報量が多ければ多いほどお客様の好みや嗜好を把握することができ、それに合わせた提案や施術がしやすくなります。リピート来店時には、多くを語らずともお客様の好きなスタイルができあがれば「担当さんとの相性が良い」と感じてもらうことができますよ。

2、美容室での顧客情報管理は電子カルテ

美容室で手間や時間をかけずに顧客情報管理を行うなら電子カルテがおススメです。電子カルテ利用には、3つのメリットがあります。

・記録しやすい
どんなに多い情報量でも記録することができ、項目を選択式にして記録することも可能。さらに、カメラ付き端末を使えば撮った写真をそのまま保存することも可能なので、記録時間短縮と正確性がアップします。

・探しやすい
お客様情報を確認したい時、検索すればすぐにカルテが表示されます。来店前や予約時など、お客様情報を確認するのにも手間も時間もかかりません。カルテの捜索・保存の手間がほとんどかからないため、無駄な時間を取らず業務の効率化が図れます。

・保管場所を取らない
どんなにカルテが増えても保存場所は必要ありません。端末がひとつで、スペースを取らず多くの情報を半永久的に残すことができます。また、紙カルテのような劣化や紛失の心配もなく、記録時の状態で保存された情報を全て遡って確認することができます。

さらに、美容室向けiPadサロンシステム『Bionly』なら…

・集客やマーケティングにも活用できる!
電子カルテとPOSレジシステムが連動していることで、カルテに記録した情報を元に集計や分析ができます。これまでは個として存在していた顧客情報がサロン全体の情報となり、マーケティング分析ができたり、お客様の傾向・属性ごとにグループ化してターゲットに合わせたDM配信などの再来店誘導も可能で、得た情報を最大限に活用できます。

美容室の電子カルテならBionlyのPOSレジ

美容室・サロンでのBionly導入事例

Salire hair salon/美容室

お客様も2か月くらいのサイクルでご来店されて「前回と同じで。」と仰るんですが、 前回がどうだったのかを覚えていない方が意外と多いんです。そんなとき画像で見せると「ああ、こんな感じだったんだね。」ということでご確認いただけます。
あとは「画像でしっかり保存してくれている。」と、お客様がお任せしてくれる率がすごく高くなった感じですね。紙媒体ってどうしても感覚的な部分があると思うんですけど、画像として残しておくのでより安心して任せてもらえるようになったかなと思いますね。

Salire hair salon導入事例の続きはこちら

1’s 高級ヘアカット専門店

リピートのお客様もご来店されますが、前回の施術記録はめちゃくちゃ見ます!
カウンセリング時に「前回のご来店から何日経っていますよ」というのを具体的にお伝えするようにしていて、お客様にも「そういうのもわかるんですね!」とおっしゃっていただけています。
お客様の施術をする時にも使っていて、僕の横に置いているワゴンにiPad自体を乗せているので、希望の髪型の画像をいただいている場合は、一緒にその画像を見ながら施術をしています。施術している時のお互いの安心感が違いますね。
お客様にも「この髪型にしてくれているんだな」という安心感を持っていただけていると思います。

1’s高級ヘアカット専門店導入事例の続きはこちら

美容室が顧客管理で電子カルテを利用するメリットまとめ

美容室でのカウンセリングは、お客様の潜在的な悩みや要望を引き出す重要な時間です。
悩みを引き出したうえでプロ目線での提案を行い、施術と仕上がりが期待以上のものであれば、お客様の満足度はアップし美容室のリピートに繋がります。
カウンセリングで得た大事な情報は電子カルテに蓄積して、上手に活用してくださいね。

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【美容室お役立ちリンク】

厚生労働省/美容業 統計情報
厚生労働省/生活衛生関係施設数(美容所・理容所など)の年次推移
経済産業省/理美容業分析記事一覧
J-Net 21/独立行政法人中小企業基盤整備機構・美容院
一般社団法人/日本美容協会
東京都美容生活衛生同業組合
日本政策金融公庫/美容業創業の手引き

動画で見る『ipad専用POSレジBionly(ビオンリー)』