だんだん涼しい日も増えてきて、秋の訪れを感じる今日この頃。
秋~冬にかけては、乾燥が気になってくる季節ですよね。
そんな時期の今だからこそ、オススメしたいのが「ドライフラワー作り」です。
秋はドライフラワーが似合う季節。これまで花瓶等で飾っていた生花をちょっと手を加えてドライフラワーとして再生させ、店内の雰囲気をアンティークな印象に彩ってみませんか?
目次
どんな花がドライフラワーに適している?
ドライフラワーの作り方にはいくつか方法がありますが、今回は初心者でも簡単に作れるよう、自然乾燥(ハンギング法)でも作ることができる花の種類をご紹介していきます。
自然乾燥で作ることができる花の特徴としては、もともと花びらが硬めで乾いている花やハーブ類などがあげられます。また、秋に収穫する木の実や松ぼっくりなども向いています。
簡単ドライフラワーにオススメな花の種類はこちら
では具体的に、自然乾燥で作ることができる花の種類にはどんなものがあるのでしょうか?
- ラベンダー
- オレガノ
- アジサイ
- スターチス
- ブルーサルビア
- モナルダ(ベルガモット)
- 千日紅
- ベニバナ
- ミモザ
- ノアザミ
- ワレモコウ
- ムギ類
など
※写真上段左から、ラベンダー/オレガノ/スターチス/モナルダ/下段左から、千日紅/ベニバナ/ミモザ/小麦
いかがでしょうか。実際に写真で見ると、なんとなくイメージができるのではと思います。
一方で、花びらに厚みがなく薄い花、水分を多く含んでいる花は自然乾燥には向いていません。
ドライフラワーの作り方
生花をドライフラワーにすると、色だけでなく大きさも変化していきます。
種類や状態によっても異なりますが、その花がいちばん美しく見える状態を見極めて乾かしていきましょう。
開ききった花は外向きに反り返ってしまったり花びらがこげ茶色になってしまう場合があるので、5~6分咲きの状態で乾かしていくのがオススメです。
花を選んだら、ハサミや輪ゴムを用意して綺麗なドライフラワーを作るための準備をスタート!
1.全体の1/3程度の葉を取り除く
虫食いや枯れかけの葉っぱなどを中心に余分な葉を取り除き、きれいな状態にしておきます。また、活けていた花を使う場合は、水に浸かっていた部分をハサミで切り落とします。
2.種類ごとに3~5本ずつにまとめ、輪ゴムなどで縛る
花や花びら同志が重ならないように気を付けながら束を作ります。
たくさんの本数を一緒に縛りすぎると束の中心がムレたりカビが生えるなど失敗してしまったり、形が歪んでキレイな仕上がりにならないので注意が必要です。
3.逆さまに吊るして1~2週間ほど乾燥させる
直射日光や日が当たる場所、ドアを閉め切った部屋などの風通しの悪い場所を避け、エアコンの下などあまり湿気がなく風通しの良い場所で花びらを下に向けた状態で吊るして保管します。水分が完全に抜けきったことを確認できたら完成です。
雨の日は避け、何日か晴れの日が続いている日にチャレンジするのが◎
寒くなってきたらストーブの上などに吊るしておけばバラなどの水分を多く含んだ花も美しく仕上がります。
■木の実類
新聞紙やザルの上に広げ、3週間以上陰干しします。完全に水分が抜けたことが確認できたら完成です。
ドライフラワーは、できるだけ短い時間で乾燥させることがとても重要です。
水分を多く含む花をドライフラワーにする場合は、小さな段ボールや紙袋の中に逆さに花を入れ、ドライヤーで弱めの風を当てたり、電子レンジに入れて乾燥させる方法もオススメです。
店内でのディスプレイ
無事綺麗なドライフラワーが出来上がったら、早速店内に飾っていきましょう。
壁やレジカウンター横など、お客様の目には入りつつも邪魔にならないスペースがあれば完璧です。
ドライフラワーを綺麗な状態で保てる期間の目安は2か月~2年。湿度が苦手で、湿気が多い場所はカビの原因となるだけでなく、水分を含むと形が変形しやすくもなります。また、ホコリがたまらないようにこまめに掃除しておくことも大切です。
ヘアサロン『trueal hair design』のディスプレイ
実際に先日 my select! -プロのこだわり- のインタビューでも素敵な店内を披露してくださった愛知県豊橋市のヘアサロン『trueal hair design』さんのディスプレイを例としてご紹介します。
白を基調とした広々とした空間に、たくさんの植物が配置されている店内。
こちらでは、セット面のあるスペースの天井に数種類のドライフラワーを広範囲に敷き詰めていらっしゃいます。
また、その他の場所では観葉植物のフレッシュなグリーンとドライフラワーのコントラストがバランス良く混ざり合い、とてもオシャレな空間。ところどころにディスプレイすることで、ドライフラワーがちょっとしたアクセントになっていますね。
※写真左から、店販商品を置いている棚の上/トイレの鏡/スタッフの出入口
店内の雰囲気や壁の色を意識して花の種類や大きさなどを検討してみると、全体的に統一感が生まれやすくなります。
吊るす、リースにする、バスケットやガラスケースなどに入れる…飾る方法や置き場所などを工夫すれば店内の雰囲気もガラリと変化し、来店されたお客様にもきっと楽しんでいただけるはずです。
今秋はアンティークなインテリアの一部となるドライフラワーづくりにチャレンジしてみませんか?
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