“営業か?休業か?” 緊急事態宣言で揺れるヘアサロンの今 –CASE6

緊急事態宣言の期間延長が決定し、引き続き「不要不急の外出自粛」が呼びかけられ来客数の減少などに悩まされる中、他店の動向等が気になるのではないでしょうか。
そこでBionlyでは、美容室へオンラインインタビューを実施。

第6回目は佐賀県伊万里市でフェイシャルエステサロン『キレイノキセキ』のほか、脱毛専門店、化粧品販売などのグループ事業を展開する、重松 宏臣氏にお話を伺いました。

≪取材実施日:2020年5月1日(金)≫

CASE6:フェイシャルエステサロン『キレイノキセキ』


――佐賀県内では感染率はそんなに高くないかとは思いますが、客足の変化や売上の変化等、何か影響は出ていますか?

もうパッタリですね。ダイレクトに影響を受けています。
予約のキャンセルが続いていて1日あたり、スタッフ1人で2~3人のお客様への施術が行える程度ですね。
うちは医療関係の方や店舗近隣の工場に勤務されているお客様が多く「勤務先から外出自粛の指令が出ているから」とのキャンセル理由をよくお聞きします。誰かが感染してしまえば業務停止になってしまいますからね。

――そんな中で、どのような営業を行っていますか?

ご予約状況にあわせて営業時間を短縮しています。お子様がいるスタッフも4人おりますが、勤務時間も短縮していますね。

――営業時間を短縮しようと決断されたきっかけは?

みるみるうちにお客様からのキャンセル連絡が立て続けに入ってしまったり、マスコミからの情報も入ってきたりで「閉めざるを得ない」という感じでした。新人教育もやり尽くし時間も使い果たしたので、いまはこの状態で我慢しています。

――その決断をスタッフの方々にはどのように説明されたのですか?

私ではなく現場の店長やマネージャーが伝えてくれました。うちには外部のお取引業者さんやメーカーさんの美容部員の方もいらっしゃるんですが、4月上旬からはそこからの派遣も中止になったりして徐々に“そういう空気”はできていましたね。
これだけ世間が騒いでいますし、反対するスタッフもいませんでした。

――4月上旬から“そういった空気”ができつつも、4月7日の緊急事態宣言が大きな決定打となった?

そうだったと思います。我々としては最大限、マスクをしたり手洗いしたり、換気したり検温したり、色々なことに配慮してやれることはやっていましたが、緊急事態宣言があって完全な自粛ムードになりましたね。

――営業時間が短縮され、スタッフの方々からは何かご不安の声等はありましたか?

給与面については融資や助成金などを使いながら全額保証するというのは最初から言っていましたし、スタッフのご家族の方もテレワークになったり勤務時間が短縮になったりということがありましたので、そこは理解してもらっていましたね。「なんとかこの状況を乗り切ろう」と伝えています。

――助成金など、資金面の情報はどこから?

顧問の社労士さんや弁護士さんなど、色々なところからお話をいただきました。近隣の同業者の方たちとも密に情報をやり取りながら決めましたね。

――フェイシャルエステだけではなく、脱毛専門店や化粧品販売など色々な事業を展開されていらっしゃいますが、それぞれこの状況ではどのように対応されていますか?

店販は、これまでは「施術に来るお客様が帰りに購入されて行く」という流れでした。でも今はキャンセルが続いてこのモデルが崩壊してしまいました。お客様が来店されないので、スタッフの仕事もないしモノも動いていかない。
ただ、以前から別で並行して通販事業をやっていまして、それが今かなりいいペースで動いていますので、そちらで会社の収益をたてているような状況ですね。

――これから訪れる終息に向けてどのようなことを考えていらっしゃいますか?

今後、このビジネスモデルがどうなるんだろうか?と不安を抱えていますが、経営者としていつかは判断しなければいけない時がくると思います。世の中の動きを見ながら慎重に見極めていきたいですね。なんとか無事この状況が落ち着いて、昔のような状態に戻ってほしいと願っています。

インタビューを終えて

ご多忙の中、率直なお気持ちを聞かせてくださった重松氏。
インタビューの最後に「すみませんね。悲観的な回答になってしまって…」とお話しされたのが印象的でした。
キャンセルされるお客様の気持ちや状況は理解したうえでも、経営者として「店舗と従業員の生活は守りたい」という気持ちがにじみ出ていました。

お店側として万全な感染予防対策を行っていても、足を運んでくださるお客様は通常の半分以下。
「美容師さんにしてもそうですが、お客様に触れることではじめて技術を扱える職業なのが“密接しちゃダメ”というのは大変なこと。業態の見直しをしないといけないかもしれない」と語られていました。

取材協力店紹介

『キレイノキセキ』

【住所】佐賀県伊万里市伊万里町甲77 岡政ビル 2F
【アクセス】 JR筑肥線伊万里駅から徒歩9分
【営業時間】11:00~20:00
※現在は予約状況に応じて時間短縮し営業中
【定休日】日、月曜日
【サロンHP】http://imari-wakamatsuya.net/missesthe/

■系列店紹介

『わかまつや(化粧品販売)』
JR筑肥線伊万里駅より徒歩5分
http://imari-wakamatsuya.net/

『脱毛専門店コア』
JR筑肥線伊万里駅より徒歩5分
http://www.imari-datsumou.com/

≪取材実施日:2020年5月1日(金)≫


通常営業時では後回しにしがちな大切なこと…
“今こんな状況だからこそしておくべきこと”を、Bionlyを使って見直してみませんか?

一ヵ月無料トライアルはこちら

【関連記事】
サロンインタビュー記事一覧
Bionly機能の活用方法まとめ
行政・自治体による支援情報まとめ