特集

2020.4.27
4月7日に緊急事態宣言が発令されたものの、休業要請からは除外された美容室。「不要不急の外出自粛」が呼びかけられ来客数の減少が気になる今、営業を続けるべきか、休業を決断するべきか…他店はどうしているのか、気になることと思います。そこでBionlyでは、美容室へオンラインインタビューを実施。 第2回目は現在もJR大船駅から徒歩5分という場所で営業を継続する『MASAMUNE』のオーナー兼スタイリスト、栗田 和信氏に緊急事態宣言前後での変化や営業継続の決断の決め手などをお聞きしました。 ≪取材実施日:2020年4月16日(木)≫ ⇒ コロナ禍で活用したい!『業務改善助成金』とは?申請要件や必要書類などをチェック! CASE2:ヘアサロン『MASAMUNE』 ――コロナウイルス感染拡大の影響で、お客様の動きはどのように変わりましたか? 外出自粛要請が出てからは、土日にいらっしゃるお客様は少なくなりましたね。ただ「それなら逆に、平日に来ようか」という方は増えています。「こんな状況だけど、お店は開いていますか?」というお問合わせがすごく多いです。あとは「この先どうなるかわからないから、今のうちに来たい」とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。 ――「平日に来店されるお客様が増えた」とは意外でした。 いま、行けるところが少ないじゃないですか。色んな所が閉ざされてしまって、皆様ストレスになっていると思うんですよ。「職場でも家庭でもない、第3の場所という特別な空間に行きたい」と思われる方がたくさんいらっしゃるんですよね。そんな理由でこの美容室を選んでくださる方々に対して、自分に何ができるか?といえば「人を綺麗にして、元気になってもらうこと」なんじゃないかなと。 ――そういったことが背景にあったから、今後も営業を継続していこうと決断されたわけですね? そうですね。お店は僕1人で営業していて、電車も乗らずに通勤しているのでリスクも最小限で済みます。何よりもお客様が必要としてくださっているのなら「開ける」の一択です。迷いはありませんでした。 ――営業するうえで、現在はどんな対策を行っていますか? 毎日テレビ等で情報収集しながら、最低限のことは心掛けています。ここは路面店ということもあって、扉を観音開きにして頻繁に換気を行っているのと、消毒の徹底、毎朝の体温チェック、あとはマスクは必ず着用して
2020.4.23
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、休業を決断した美容室も増えている中、他店がどうされているのか気になるオーナー様も多いことと思います。 そこで、Bionlyでは美容室にオンラインインタビューを実施。緊急事態宣言前後での変化や対策方法などをお聞きしていきます。 第1回目は茨城県守谷市にあるOrigins hair 2nd 守谷店の店長、花房 秀一氏。Origins hairは同じ茨城県の取手市に1号店があり、Origins hair 2nd 守谷店はつい先日2020年4月1日にOPENしたばかり。この時期にOPENを決めた理由や現在のご状況などを伺いました。 ≪取材実施日:2020年4月16日(木)≫ ⇒ コロナ禍で活用したい!『業務改善助成金』とは?申請要件や必要書類などをチェック! CASE1:ヘアサロン『Origins hair 2nd 守谷店』 ――この状況下で4月1日にOPENすることに、迷いはありませんでしたか? もともと3月16日にOPENを予定していたのを延期して4月1日にしたんですよ。すでに家賃が発生していましたし、お客様のご予約も入っていましたので、これ以上延ばすという選択肢はありませんでした。4月7日に緊急事態宣言が発令されましたが、茨城県は対象県外ということもあったので、営業は続けていました。 ――そうだったのですね。緊急事態宣言が発令されてからのお店の状況はどうですか? やっぱり当初の予定よりはだいぶ芳しくない状態です…新店なので持続化給付金も対象外(※)ですし。アシスタントと2人で営業していますが、予約が重なっていない日などは人件費削減のためアシスタントをお休みにして、僕1人で営業しています。4月1日にOPENしてすぐは忙しい日もあったりしましたが、緊急事態宣言が出てからは新規のお客様の動きは途絶えてしまいましたね。新しい店舗なので「頑張っていこう!」という意気込みはあっても、それに対してお客様の数が足りていないという感じです。 ※持続化給付金は、前年同月比で50%以上減少している者が対象となる ――やはり4月7日を境に、人の動きや環境がガラリと変わった感じがありますよね。日々変化する状況をキャッチするために情報収集などで何か気を付けていることはありますか? インターネットのニュースは毎日見ていますが、このへん一帯の情報は来店されたお客様