美容室や理容室、エステサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロンといったといったサロンで働く中、美容業界の動きや他のサロンの様子がふと気になることはありませんか?
Bionlyでは美容室等のサロン様に毎月様々なテーマに沿ったアンケートを実施し、サロンの傾向やどのようなサービスを行っているか等を集計してご紹介しております。
今回のテーマは「ぜひ集計してほしい」という声も寄せられていた『サロンの店販商品について』前後編でお伝えいたします。
どのくらいのサロンが店販商品を販売しているのか?
美容室等のサロンに行くと高い確率で目にするトリートメントや化粧品等の「店販商品」。店販商品はサロンで行うカットやマッサージ等の施術とは異なり、営業時間や接客可能人数等の上限を気にせず売上を上げることができます。そのためサロンにとって時間帯効率が良く、売上を上げるための要になるとも言われています。
それだけ重要な店販商品ではありますが、販売しているサロンはどの程度の割合で存在しているのでしょうか?
結果を見ると一目瞭然!ほぼ全てのサロンで店販商品を販売しているようですね。
また、「いいえ(販売していない)」を選択されたサロンも「今後取り扱う予定がある」「いつか取り扱いたいと考えている」といった回答をされており、今回アンケートにご回答くださった全てのサロンで店販商品の販売意欲が高いことがわかりました。
サロンで行う店販商品のアプローチ方法
このようにサロンにとって重要度が高い店販商品ではありますが、実際に販売しているサロンはどのようにお客様にオススメをしているのでしょうか。各サロンでよく行っている、または効果的な店販商品のアプローチ方法についてお伺いしました。
お客様へのアプローチ方法としてダントツで多かった回答は、ほぼ全てのサロンが選択した「口頭での説明」です。こちらと併せて複数のアプローチ方法を選択しているサロンが殆どという結果になりました。多くのサロンで、カウンセリング中や施術中、お客様に確認していただける資料やPOP、ポスターなどを1種類~5種類、平均して3種類程度用意しているようでした。お客様の性格や購入意欲に合わせて、そのシーンに合ったわかりやすい資料をお見せできることが店販商品販売時に重要となってくるのかもしれませんね。
では、圧倒的に回答が多かった「口頭での説明」に関して、どの程度の頻度でオススメをしているのでしょうか?
店販商品をオススメすることで、新規・リピーターを問わず売上向上の可能性を高められる他、お客様にとっても高品質なサロン専売品と出会えるきっかけにもなります。
話の流れやお客様から質問があった場合にのみオススメしているサロンでは「リラクゼーションのための空間作り」を重視していることがうかがえます。また、お客様からの長期的な信頼を比較的高めやすい傾向もあるようです。
サロンで行う店販商品の陳列方法
多くのサロンがアプローチ方法や声掛けといった対応を工夫していることがわかりましたが、お客様が目に留めるディスプレイはどのように行っているのでしょうか?また、その際の店販商品の価格はどのように見せているのでしょう?気になる陳列方法について伺ってみました!
店販商品のディスプレイはやはりお客様がよく目にする位置である「レジ周り」や「施術面」「待合スペース」が人気なのですね。いくつかのサロンは1か所に限らず複数の場所に陳列しており、より多くお客様の目に留まるよう工夫しているようでした。また、店販商品の価格掲示はサロンによって大きく分かれ、お客様へのわかりやすさを重視し手に取りやすいよう工夫しているサロン、商品の魅せ方を重視しているサロン等様々のようです。
まとめ
お客様へのアプローチ方法や頻度、ディスプレイ方法も含め、店販商品の効果的な販売方法はサロンの雰囲気やポリシーによっても異なります。ご自身のサロンにすぐに取り入れられるものはありましたか?もし気になる方法があれば、これを機に試してみても良いかもしれませんね!
調査期間:2021/1/12(火)~2021/1/19(火)
回答者数:44人
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