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2020.11.2
美容室や理容室、エステサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロンなどの美容サロンで働く中、美容業界の動きや他のサロンの様子がふと気になることはありませんか?Bionlyでは美容サロン様に様々なテーマに沿ったアンケートを実施し、サロンの傾向やどのようなサービスを行っているか等を集計してご紹介しております。 第四回目の調査テーマは「店舗での会計方法」。前編と後編の2回に分けてアンケート結果を集計・分析しお届けしています。前回の内容では、9割以上のサロンがキャッシュレス決済を導入しており、集客UPや業務効率化の効果を実感していることがわかりました。そして、各サロンが導入しているキャッシュレス決済サービスの傾向からその種類について詳しくご紹介しました。 ▼前回の内容【アンケートで分析】美容室の9割がキャッシュレス決済を導入!その理由は? 後編の今回は美容室が実際に導入・利用しているキャッシュレス決済サービスと、そのサービス内容を比較・分析してみましょう! 導入率が高いキャッシュレス決済会社は? これから新たなキャッシュレス決済の導入を検討している方は、どのようなサービスを利用すべきかわからないことも多いかと思います。まずは、既にキャッシュレス決済を導入している美容室はどの決済会社を利用しているのかを見ていきましょう。 ■Pay Pay(70.9%)QRコード決済シェア率No.1を誇るPay Payが美容室での導入率もNo.1になりました!サロンで用意したQRコードやバーコードをお客様のスマホで読み取っていただくだけで簡単に決済ができるキャッシュレス決済サービスで、ポイントの還元率も高いため利用しているお客様も増加しているようです。公式HP:https://paypay.ne.jp/store/cost/ ■楽天ペイ(38.2%)カード決済系のサービスでは、楽天ペイが最も導入率が高い結果に。楽天銀行を利用していると得られる特典が多く、美容室での入出金管理等で楽天銀行を利用している場合、とても便利なキャッシュレス決済サービスになります。公式HP:https://pay.rakuten.co.jp/business/service/cardreader/ ■Square(30.9%)2013年にアメリカから日本に普及されたキャッシュレス決済サービスで、導入スピードやサロンへの入金ス
2020.10.27
『美容サロンで働く方々のこだわりをとことん知りたい。むしろ語り尽くしてほしい!』そんな編集部の思いを元に、bionly plusでスタートしたこの企画。第四回目は、大阪府梅田駅近のヘアサロンORGANIC SALON ENGAROオーナースタイリストの峰松稔さんです。 ヘアサロン『ORGANIC SALON ENGARO』峰松 稔 「お客様と二人三脚」をサロンのスタイルとし、笑顔と癒しの空気でお客様を迎える『ORGANIC SALON ENGARO』。自身もくせ毛で悩んでいたということから、誰よりも豊富な知識を身に着け、クセ毛のカットが上手い美容師として人気を呼んでいる。また、オーガニック商材のラインナップはこだわりそのもの。常に「お客様が美容を楽しめる」提案をし続けている。 まるで温泉水のような、日本でここだけのお水 ―― 早速ですが、ENGAROさんでは「お水」にこだわっているということで、そのきっかけを教えてください。 水にこだわるきっかけになったのは、自分自身やスタッフの肌荒れですね。美容師のお肌が荒れなければ、お客様にとってもいいものということですから。 ―― たしかに。画面越しですが手がおキレイですよね。 そうなんです、実は手キレイなんです。 ―― そのこだわりのお水とはどういったものなのでしょうか。 サロンでお水を作っています。機械はタカラベルモントさんの軟水器を使用しています。その機械の貯水槽に、静岡県の陶器メーカーで創られている、日本国内の温泉地やパワースポットで採取された鉱石を練り合わせて作られたセラミックを設置して、より柔らかいお水になるよう、少しカスタマイズしてます。そのセラミックがあることで、温泉に入った後のような保湿感や癒され感…温まるようなお水になるんですよ。日本でここだけのオリジナルのお水です。 元々、お店自体ヘルスケアにも力を入れていて「イヤシロチ(弥盛地)・ケガレチ(気枯地)」という概念から、店内空間を整えています。生命体のエネルギーを正常に動かすような空間というか。店内に置いている植物にしてもそうですし、そこにあっているもの、いいなと感じたものを探してお水にも取り入れるようになりました。 ―― オープン当時から取り入れていたんですか? 軟水器はオープンから使っていましたが、セラミックはきちんとチカラを理解して、貯水槽に入れるだけ
2020.10.5
美容サロンで働く中、美容業界の動きや他のサロンの様子がふと気になることはありませんか? そんな疑問を解決すべく、Bionlyでは美容サロン様に毎月様々なテーマに沿ったアンケートを実施し、サロンの傾向やどのようなサービスを行っているか等を集計してご紹介しております。 第四回目は「店舗での会計方法」をテーマに調査いたしました。 美容室でのキャッシュレス決済 クレジットカードやICカード、QRコード等を用いて行うキャッシュレス決済の普及率が上がっていくのと同時に、今年はコロナ禍の影響で非接触決済対応が求められてきました。多くの接客業でキャッシュレス決済の導入が呼びかけられていますが、サロンではどの程度、またどのような決済方法が採用されているのでしょうか。アンケート結果を見ていきましょう! キャッシュレス決済の導入率を見てみると、既にほぼ全てのサロンが利用していることがわかります。「今年になって急いで入れた」という声もあり、コロナ禍での状況の変化に対応するために導入したサロンが多いことも導入率の高さの理由かもしれません。また、キャッシュレス決済には様々な種類があり、導入している9割以上のサロンの中にも多様な決済方法が含まれています。 キャッシュレス決済の種類 では、今美容サロンで注目されているキャッシュレス決済はどのようなものがあるのでしょうか?実際にサロンで導入している決済方法、お客様が利用している決済方法の割合を併せて調査しました。 導入率が高いキャッシュレス決済方法 キャッシュレス決済を導入している内9割以上のサロンがクレジットカード決済を導入しており、回答率が高いものが多いことから複数の決済方法に対応していることがわかります。回答結果をより分析すると、QRコード決済のみ利用しているサロン、5種類以上の決済方法を導入しているサロンと導入数には幅がありましたが、平均して約3種類の決済方法を導入しているようです。 このように導入数に幅がある理由として、キャッシュレス決済を行うために必要な決済サービスには「カード決済系サービス」と「QRコード決済系サービス」の大きく分けて2つの種類があるためだと考えられます。 ■カード決済系サービス楽天ペイやSquareなどのように、昔から存在しており現在も需要が高いクレジットカードを中心に、QRコード、ICカード、タッチ型決済、オンライン
2020.9.11
『美容サロンで働く方々のこだわりをとことん知りたい。むしろ語り尽くしてほしい!』そんな編集部の思いを元に、bionly plusでスタートしたこの企画。第三回目は、愛知県豊橋市のヘアサロンtrueal hair design代表の川嶋真幸さんです。 ヘアサロン『trueal hair design』川嶋真幸 「true」+「real」という二つの言葉が込められた「trueal(トゥリル)」をサロン名に掲げ、豊橋にサロンをオープン。“オシャレだけど気負わず気軽に立ち寄れて日々の疲れを癒せるサロン”を目指し、ひとつひとつの施術から空間作りまで日々探求中。その施術はお客様に寄り添った提案と仕上がりで人気を呼んでいる。 幅広い年代に愛される、親しみを持てるお店創り ―― まずは、川嶋さんのお店に対する『こだわり』を教えてください。 こだわり…こだわりって難しいですよね(笑)豊橋ってちょっとトレンドが遅いというか、もちろん、リアルタイムにトレンドを取り入れてる方もいますが、全体的に最先端より数か月遅いかなという印象なんですよ。そんな豊橋の方に「おしゃれ」 と感じてもらいながらも親しみを持ってもらえるようなお店の雰囲気作りを目指しています。 ―― 実際に、ナチュラル&シンプルですし前を通ると「おしゃれで気になるな」と印象に残る店構えですよね。 やっぱり幅広い年代のお客様に来ていただきたいという思いがあるので、それこそ一度担当させていただいたお客様には、おじいちゃん・おばあちゃんになっても来てもらいたいですしそれを目標にしています。あとは、美容室ってどうしても子供を連れでの行きづらさを感じてしまうんです。なので、気軽にお子様と一緒に来ていただけるよう店内にキッズスペースを設けています。 ――空間で言うと、店内はとてもゆとりがあって落ち着ける印象を受けました。 これは、豊橋という土地柄もあるかもしれませんが…やっぱり都心や繁華街に比べてスペースをもった空間を実現できるところはありますね。セット面の間隔も元々1~1.5m離れているのでナチュラルにソーシャルディスタンス保てています(笑)実は、はじめはシャンプースペースを個室にする予定だったんですが、ちょっと圧迫感が出てしまいそうだったので、逆にオープンスペースにして解放感を持たせています。 ―― 施術面ではいかがでしょうか? 今だと沁
2020.9.1
美容サロンで働く中、美容業界の動きや他のサロンの様子がふと気になることはありませんか? そんな疑問を解決すべく、Bionlyでは美容サロン様に毎月様々なテーマに沿ったアンケートを実施し、サロンの傾向やどのようなサービスを行っているか等を集計してご紹介しております。 第三回目は「美容に関する意識」をテーマに調査いたしました。 意識されている美容ケアは? コロナ禍でのリモートワークによる運動不足やマスク出勤でのフルメイク頻度低迷下により、現在ダイエットやスキンケアといった基礎的な美容対策が注目されてきているようです。では、日頃から美容に関わっている美容サロンのオーナーやスタッフ、そのお客様方はどのような美容ケアを重視しているのでしょうか?まずは美容サロンで働くオーナーやスタッフの皆様にアンケートを回答していただきました。 1.美容サロンスタッフが行う美容ケア 普段の生活で行っている美容ケアに使う時間は30分以内が最も多く、長くても1~2時間以内で行っているという結果が出ました。結果によると、男女問わず美容ケアを行わない方はおらず、忙しい毎日でできる限り時間を有効活用してケアをすることが重要視されているようです。限られた時間の中で日々行っている美容に関するケア内容はどのようなものなのでしょうか。 圧倒的に行われている美容ケアは日焼けや保湿対策などのスキンケアで、特に女性はほぼ全ての方が回答されているほど欠かせないケアとなりました。特に今夏は日射の多さが話題になったため、日焼け対策や美白ケアにも注目されているのかもしれません。次に運動やマッサージ、睡眠、食生活、サプリや美容飲料等の補給といった生活習慣や健康にも関わる項目が多く見られ、美容ケアは日頃の生活習慣から意識して行っていることがわかりました。 ここで注目すべきは2番目に回答者が多かった「髪」。これはヘアサロンのスタッフに関わらず多くの方が選択をしていました。その他に歯や除毛、爪といったエチケットに関わる部分を念入りにお手入れされている方も少なくありませんでした。 顔のケアをする際、多くの方が重点的に改善したいと感じている項目はたるみ、乾燥となりました。加齢だけでなく日々の表情筋の使い方や生活習慣で気になってくるたるみ、季節ごとに多くの人を悩ませる乾燥がとても重要なケア対象になっているのですね。 2.お客様の意識 では
2020.8.21
『美容サロンで働く方々のこだわりをとことん知りたい。むしろ語り尽くしてほしい!』そんな編集部の思いを元に、bionly plusでスタートしたこの企画。第二回目は、鹿児島県鹿児島市のヘアサロンgoen代表の宮田章宏さんです。 ヘアサロン『goen』宮田章宏 「鹿児島の女性を綺麗にしたい。」そして、鹿児島がおしゃれを楽しめる街になり、そこから街を盛り上げたいという思いからgoenをオープン。独自の毛髪理論と削ぎに頼らない再現性の高いカットで創られるデザイン、可能な限りダメージをさせない施術、髪質改善提案などが多くの女性から支持を集めている。 お客様の望みを叶える施術とダメージとのギャップ ―― まずは、宮田さんの『こだわり』を教えてください。 とにかく、ダメージレスの施術にこだわっていますね。そして、このサロンをOPENしてからは、自分だけがダメージレスの施術を出来ても意味がないと考えるようになり、お客様の髪の状態に合わせた放置タイムや巻きのテンション、ロッドの太さ、熱の温度などもとにかくわかりやすく簡単に共有できるように工夫して、スタッフ全員の施術レベルを同じにすることにこだわっています。 ―― 何かダメージレスにこだわるきっかけがあったのでしょうか。 自分が横浜の美容室で美容師として働き始めた時に、パーマやストレートパーマを一回でもかけると髪がダメージを受けてしまうのを「どうにかできないか?」と思ったのがケミカルの知識を勉強するきっかけでした。全力で一生懸命施術して「このお客様のために!」というのを追い求めていたけど結局髪にダメージを与えてしまうというギャップに「なんでだろう…」というシンプルな感情が湧いてきて。カウンセリングでお客様の声を聞いて、改めてダメージに悲しんでいるということがわかった時に、自分の施術に対して「悪いことをしているのではないか」という気持ちが強くなってしまったんです。 ――お客様の望みをかなえるために全力を尽くしているのにダメージしてしまう矛盾…やるせないですね。それを解決するために学んだケミカルの知識で辿りついた薬剤はどのようにして見つけましたか? ダメージレスの薬剤に関しては、最終的にディーラーさんからの紹介です。ただ、そこに至るまでにも先輩美容師さんと薬剤を研究したり、以前使っていたメーカーさんの講習会や勉強会を重ねケミカル知識を習得
2020.8.3
サロンで働く中「他のサロンはどうしてるんだろう?」と、ふと気になることはありませんか? そんな疑問を解決すべく、Bionlyでは美容サロン様に毎月様々なテーマに沿ったアンケートを実施し、サロンの傾向やどのようなサービスを行っているか等を集計してご紹介しております。 第二回目は「ヘッドスパメニュー」をテーマに調査いたしました。 サロンで行うヘッドスパとは コロナ禍で自粛生活を続ける中、久しぶりに来店したお客様が「せっかくだからヘッドスパもお願いしたい」とオーダーされるケースが増えてきているとのこと。 アンケート結果からもわかるように、来店される9割以上のお客様が疲労回復やストレス解消といったリフレッシュ効果や、リフトアップ、美髪、コリほぐしといった美容、健康面での効果などを期待されています。実際のサロンスタッフの声にも「癒しの空間を整えリラックスしてもらいながら効果を出せるよう工夫をしている」といったお話が多く、「リフレッシュをしながらその他の効果も実感できる」ことがヘッドスパメニューを提供する上で重要のようです。 では、期待されている効果を発揮するヘッドスパはどのようなものなのでしょうか?調査結果から探っていきましょう! 1.サロンで扱うヘッドスパの分類は? 圧倒的な取り扱い数を誇るのは毛穴や皮膚の汚れをしっかり落とせるクレンジングスパでしたが、多くのサロンで様々なお客様の期待に応えられるよう、複数のヘッドスパメニューを用意していることがわかりました。また、水素スパやその他育毛スパ、幹細胞スパなどを導入していたり、柔道整復師やエステシモの講習を受けている等、独自の技術や専門的なヘッドスパメニューを取り扱う店舗も。こういったケースはある悩みに特化したお客様の心をしっかり掴み、リピートに繋げることができそうですね。 2.ヘッドスパの施術環境 ヘッドスパを行う場所はサロンによりかなり異なることがわかりました。また、施術時間については16分~30分が7割弱と圧倒的で、短時間、長時間のメニューを併用して取り揃えているサロンが多いようです。ヘッドスパ専門店では131分以上の施術等、長時間メニューを提供している傾向があります。 ヘッドスパメニューの掲載方法 多くのサロンで行っているヘッドスパメニューでも、その種類や施術内容は様々。では、皆様それをどのようにホームページ等に掲載して
2020.7.17
「美容サロンで働くプロフェッショナルな方々のこだわりをとことん知りたい。いっそ語ってほしい!」そんな編集部の思いから、bionly plusでスタートするこちらのインタビュー企画【my select! -プロのこだわり-】。 記念すべき第一回目は、新潟県長岡市のヘアサロン『ciel』代表の寺迫正悟さんです。 ヘアサロン『ciel』寺迫正悟 東京の『M・TANIGUCHI』在籍時には、雑誌掲載や講師活動の他、各種コンテストでの受賞歴も多数。後進の育成も精力的に行い、受賞者や講師も輩出している。その後、新潟県長岡市にサロンをオープン。 現在はサロンワークに専念し、幅広いバリエーションで創り分け生み出されるヘアスタイルはもちろん、積極的に取り入れているリラクゼーションメニューも人気。 すべては、サロンの“ストーリー”を感じていただくために ―― まずは、単刀直入に寺迫さんの『こだわり』を教えてください。 こだわり…人から見ると「こだわってる!」と感じるかもしれないのですが、僕の中では必要に迫られてというか。サロンのストーリー・コンセプトが【青空 普遍 心地いい】ですが、それをお客様に実感していただくために努めていたら、結果的に多岐に渡ってこだわっている感じになっちゃいました。なので「コレにこだわろう!」というわけではないんですよね。 ―― 無意識のこだわりという? そうですね。でも、以前は【おもてなしは○○、施術は○○ …】とひとつひとつコンセプトを設定してそこに自分のこだわりや想いをぎゅっと詰め込んでいたんです。お客様や僕以外の美容師さんに対して“美容師としての自分”をまっすぐ言葉で表現しているつもりでした。 それが、6年前にお店の改装をするにあたって、お客様の繫がりから大手企業のCMなども手掛けるクリエイティブディレクターの内藤 昇氏(Noboru inc.)とご縁をいただき、サロンのディレクションをお願いした際に、当時のコンセプトを見て「保険の約定とか、ちょっと面倒な家電のトリセツみたいで何も伝わってこない」と言われまして(笑) ―― それはちょっと衝撃ですね… そう。そこから多岐に渡って提案や確認を繰り返し、現在のコンセプト【青空 普遍 心地いい】に集約していただきました。シンプルな3つのキーワードになったことで、やるべきことが僕の中で明確になり、まずは「サロン時