サロンで働く中「他のサロンはどうしてるんだろう?」と、ふと気になることはありませんか?
そんな疑問を解決すべく、Bionlyでは美容サロン様に毎月様々なテーマに沿ったアンケートを実施し、サロンの傾向やどのようなサービスを行っているか等を集計してご紹介していきます。
第一回目は「雑誌・書籍の提供サービス」をテーマに調査いたしました。
紙媒体と電子媒体、サロンと相性がいいのは果たしてどちらか…?さっそく見ていきましょう!
「雑誌・書籍の提供」は9割の美容サロンが行っている?!
美容室やエステ、ネイルサロンの接客では、来店時や施術中等、ほとんどの場合お客様にお待たせさせてしまう時間が生じますよね。そういった時間もできる限り快適に過ごしていただけるように工夫を凝らしているかと思います。
今回のアンケートでは、9割のサロンがお客様に雑誌・書籍を提供していることがわかりました。中でも雑誌を提供しているサロンが多くを占めていますね。
1.紙or電子、提供している媒体は?
媒体別で見ると、意外にも拮抗する回答になりました。馴染みのある紙媒体の利用だけでなく、電子媒体の利用をすることで電子化を進めているサロンも多いようです。
紙媒体と電子媒体の活用方法について、調査結果と共に深堀していきましょう。
2.紙媒体のメリット・デメリット
スマートフォンやタブレットと電子化が進む中で、長く重宝されている紙媒体での雑誌・書籍の提供のメリット・デメリットとはなんでしょうか。
メリット
・どの世代のお客様も使い慣れている。
・大きな紙面で閲覧することができ、紙の質感を感じやすい。
・雑誌を選ぶのが面倒なお客様も手に取りやすい。
・紙面で広げているため話題にしやすい。
デメリット
・大きく、重たいため持ちにくい。
・手元に置かれた雑誌や書籍以外手に取りにくい。
・汚れ等で不衛生になりやすい。
・用意する冊数によって費用がかかる。
電子書籍の提供ができるサロンでも紙媒体を用意している理由として、馴染みのある紙媒体での提供をお客様からも求められていることがわかります。その一方で多くのお客様が手に取り、美容サロンで利用することが多い薬剤などにも接しやすい環境では不衛生になってしまったり、費用がかかるといったデメリットも。客層や施術内容によって雑誌の提供方法を見直すことが必要になりますね。
3.紙媒体の購入方法
定期購読と都度購入が半数を占めたことから、決まった書籍を購入しながら気になったものもその都度購入するという方法が多いようです。その時の時勢やお客様層、興味のある分野によって購入書籍を気軽に購入できるのが紙媒体の良い面かもしれません。
4.電子媒体のメリット・デメリット
では、紙媒体と比較して近年移行が進んでいる電子媒体ではどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット
・複数の雑誌購入に比較し、経費を削減できる。
・1つのタブレットで多くの雑誌や書籍を閲覧できる。
・汚れにくく手入れもしやすい。
・コンパクトで場所をとらない。
デメリット
・一般的に小さいため画面が見づらい場合がある。
・多くの選択肢から好みの雑誌を選ぶのが面倒。
・落下など破損の可能性がある。
・タブレットがない場合、初期費用がかかる。
毎月複数冊購入する必要がある紙の雑誌と比較し、電子媒体は月額費用のみなので経費の削減には効果的。また、お客様が好きな雑誌や書籍を選べたり、コンパクトなため場所をとらず手元で操作しやすいといったメリットもありますね。ただし電子書籍用のタブレット購入は高価で、万が一破損した場合の修理や買い替え費用がかかってしまうというデメリットも。
5.利用されている電子媒体サービス
読み放題サービスでは複数台での同時利用ができ、圧倒的な低価格を誇る楽天マガジンの利用者数が最も多い形に。雑誌の掲載数が多いことも人気の一端になっているようです。
ではここで、各サービスの特徴をまとめてご紹介します。
1位 楽天マガジン(50.0%)
料金:380 円 (税抜) /月・3,600 円 (税抜) /年
同時利用可能タブレット数:5台
URL:https://magazine.rakuten.co.jp/
月額380円で450誌以上の雑誌が読み放題。1アカウントにつきタブレット5台まで利用可能なので、複数名のお客様が同時に閲覧しても問題ありません。今回ご回答頂いた中で最も低価格なうえ、年額プランの利用や楽天ポイントを貯めることでさらに費用を抑えられます。
2位 dマガジン (36.5%)
料金:400 円 (税抜) /月
同時利用可能タブレット数5台
URL:https://magazine.dmkt-sp.jp/
根強い人気を誇るdマガジンも、楽天マガジンと同じく450誌以上の雑誌が読み放題で、1アカウントにつきタブレット5台までの利用が可能です。記事検索機能が優れており、興味のある雑誌をすぐに検索できるのが特徴。
3位 ブック放題 (9.6%)
料金:500 円 (税抜) /月
同時利用可能タブレット数:1台
URL:https://bookhodai.jp/
200誌以上の雑誌だけでなく漫画や旅行誌の種類も豊富なので、お客様層が幅広いサロンにおすすめ。複数の端末から1つのアカウントにアクセスすることができないため、同時に使用することがないマンツーマンサロンに向いています。
上記3サービス含む読み放題サービスは初月1か月無料であることが多いので、まだ電子書籍を利用していないサロンでも気軽に試してみることができます。
6.お客様に人気の雑誌のジャンルは?
さて、最後はお客様がどのようなジャンルを好んで読んでいるのか、また多くのサロンで提供されているジャンルは何か?の集計結果です。
「女性誌/ファッション誌」が56.2%と、やはり圧倒的な結果に。
以降グルメ雑誌、お出かけ情報誌/旅雑誌、週刊誌と続きますが、「その他」の回答の中には「ペット雑誌/動物誌」、LDK等の「情報誌」もありました。ほか、ご年配のお客様が多いお店では「ローカル情報誌」や「生活誌」を提供しているサロンも。美容にあまり詳しくなくても、気兼ねなく読めるような雑誌を併せて用意することがお客様の満足度に繋がるのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?媒体や購入方法、提供するジャンルなど、サロンによって様々であることがわかりました。これを機に、お客様の立場になってご自身のサロンに最も合う形での提供方法を検討してみても良いかもしれませんね。
調査期間:2020/6/8(月)~2020/6/22(月)
回答者数:91人
【関連記事】
サロンの強みを生かす
美容室・サロンの集客につながる効果的なコミュニケーションとは?
インスタ映え!?100均を活用するインテリア雑貨 – 第1弾