Bionlyはクラウドでデータを保存するので、
やっぱりお金を出しているだけの価値はあるなという結論に至りました。
香川県高松市にあるヘアサロン「ROSSO」。落ち着いた空間の少人数サロンで女性のキレイを叶えるオーナーの久保様に、Bionlyの使用感についてインタビューしました。
インタビュー実施年月:2022年02月
Bionlyを導入する前はどのように顧客管理や売上管理をされていましたか?
すべてアナログでやっていました。5年くらい前までは他のスタッフがおらず、一人でお店を運営していたので、自分一人で管理する分にはそんなに難しくなかったからです。
その中で、Bionlyを導入したきっかけはなんだったのでしょうか。
そもそもBionlyを導入しようと思ったのは、集計や分析をデジタルでできたらいいなと思っていたからではなく、当時参加していた研修でBionlyの社員さんとご一緒することがありまして、 「美容室はまだまだアナログだよね」「電子カルテを使うと良いよ」ということを教えてくださって、それで電子カルテに心惹かれて導入したのが始まりです。なので、集計機能は電子カルテのついでに備わっている、と捉えていました。
その時には、店舗やスタッフ様が増えていたのでしょうか。
そうですね、その時にはまつエクサロンを開業して店舗が2つになっていたんです。まつエクの方はまだ始めたばかりだったので、そこまで管理が必要ではなく、 アナログでも間に合っていました。なので、とりあえず美容室のROSSOの方からBionlyを導入しようと思ったのが始まりです。
利用し始めて感じた、Bionlyの良かったところを教えてください。
良いのはやっぱりカルテですね。アナログで管理していた頃は、だんだん来店されなくなったお客様のカルテを捨てていいものかと悩む間にかさばっていく一方で、スペースをとっても取っていたんですけど、Bionlyを導入していっぺんに捨ててしまいました。
写真を保存できるメリットも大きいです。古いお客様は特別な変化がないので撮らないんですけど、毎回ヘアスタイルを変えたいお客様の写真は保存しています。特に新規のお客様は、なかなかお顔とお名前とを一致させて覚えられないんですよ。なので、こっそりお顔も撮らせていただいて、あとからカルテを見てお顔とお名前とを一致して思い出せるというところがあって。
それは紙のカルテ管理ではできないメリットですね。
撮影した写真をお客様にお見せして、前回のヘアスタイルの振り返りに使うことはありますか?
あります。例えば前回のご来店から数ヶ月後に、「前のあの時にした髪型」と仰られても、お客様も曖昧で「短かった」という記憶が美化されていて「どのくらい短かったか?」というのを忘れているんですね。電子カルテで当時の写真を具体的に見せると「前みたいに短いのはやっぱり嫌かも」っていう可能性もありますし。 そういったことを防ぐためにも、前の施術と今の状態を写真で比べてお話すると、お客様は施術のイメージがしやすいみたいですね。
髪型は毎日見慣れているので、以前の様子を写真で提示するとより分かりやすいですね。写真以外によく使っている機能はありますか?
メインは電子カルテと、写真の保存です。まだ気に入っているとか便利っていうほどまでに至っていないんですけれども、ECサイトの方はこれから始めようと思って準備中ではあります。
あとは、大手美容サロン検索サイトを使っているんですけど、それとよく似た形でBionlyのWEB予約サイトがありますよね。WEB予約サイトはお店のホームページにリンクしているので、大手美容サロン検索サイトを介して入ってくる予約も常々あるんですけど、たまにホームページのWEB予約サイトから予約が入るパターンもあるので、複数入口が持てているという意味では、そこも助かっていますね。
ありがとうございます。WEB予約サイトを効率的に使っていただいているとのことでしたが、ゆくゆくはBionlyのWEB予約サイトをメインで使っていきたいという思いはありますか?
そうですね。大手検索サイトへの掲載費を考えるとそうできたらいいなと思います。お客様にECサイトも活用いただこうと思うと、 まずはBionlyのWEB予約サイトを使っていただけたら自然とECサイトの利用に繋がると思うので、移行していきたいですね。
ECサイトを準備中とのことですが、現在は店販や在庫の登録といった段階でいらっしゃいますでしょうか?
そうですね。まず写真を撮って、商品の名前を登録してという準備段階ですが、他にも色々準備が必要ですよね。今まで注文を受けて発送をするということをやっていなかったので、一体いくらの手数料や配送料をいただけばいいのか、あとはシャンプーとかになってくると重さも大きさも出てくるので発送用の段ボール箱が必要だったりとか……。 トータル的に準備を進めていかないといけないと思っている段階です。
なるほど。ECサイトについては、コロナは関係なく始めてみようと思われたのでしょうか。
ECについては、コロナが流行し始めた頃に「ECというものを始めた方が良いね」という話をしていたんですけど、日々の営業に追われてしまって始めることなく今に至ったんです。ある日、BionlyにEC機能があるということをBionlyからのお知らせで目にして、 「ああ、Bionlyにもあるんだ!」と知って。Bionlyを使ってECを始めてみるのも良いかもしれないという気持ちになったのが始まりですね。
商品情報のご登録などこちらでもサポートさせていただきますので、いつでもご連絡くださいませ。
ありがとうございます!
あとは準備の一貫として、ECサイトが使える無料アプリ「CHEERBE」の方も順々とお客様にご案内いただいているような段階でしょうか?
以前、CHEERBEを積極的に案内していた時期があって、そこからずっと使ってくださっている方もいらっしゃいますし、CHHERBEを使わずに電話をくださる方もいらっしゃいます。
そんな現状なので、まだまだ使っている方はごく僅かです。
ただ、これから化粧品の販売を始めていこうと思っているんですが、サロンにお越しいただいたことの無い方でも購入できるような一般公開のECサイトでは販売できない商品がほとんどなんです。
ですがCHEERBEのようにアプリ限定でクローズドのECサイトだと、サロンにいらっしゃったお客様だけに販売ができるので、その形であれば許可していただけるメーカーさんも多々あります。そういう意味でもとっても助かっています。
では、次の質問ですがBionly導入のメリットを実感するのはどんな場面でしょうか?
色々分析するのにとっても便利だなと思っています。私がまだそんなに分析を活用しきれていないだけなんですが、決して不便とは思っていないです。「とっても便利なBionly」と、よくスタッフと言っています。
是非、導入時のスタッフ様の反応もお伺いしたいです。
スタッフによって違っていて、始めはちょっとモヤモヤしたときもありました。
ある程度使い慣れると、Bionlyがすごく便利で賢いものだということはスタッフみんな理解できたんですけど、そこに至るまでに、大手美容サロン検索サイトとの予約連携管理がうまくいかなかったりして。なので、ちょっと面倒くささが出てしまって一時期はスタッフに「月々お金も掛かっているし、 無料のメモ書きができるシステムに変えた方がいいんじゃないか」と言われたりもしました。
でも、これからサロンを続けていくとなるとデータやカルテが必然的に増えていきますよね。それらを保存するとなるとiPad本体のデータ容量には限界がありますが、Bionlyは容量を気にせずにクラウド保存してくれるので、やっぱりお金を出しているだけの価値はあるなという結論に至りました。
スタッフは電子系のツールが得意な人もいれば、そうではない人もいるので、まずは得意なスタッフが一旦、時間をかけてデータの整理整頓をして、使いやすいようにしてくれました。
そこからスタッフ全員がスムーズに使えるようになったので、最近はBionlyに対しての不満っていうのは全然聞こえてこなくなりましたね。
設定について得意なスタッフ様が色々と整理整頓をしたということですが、実際にどのようなことをされて皆様がスムーズに使えるようになったのでしょうか?
メニューの登録ですね。大手美容サロン検索サイトと予約連携をする中で、どういうふうに予約を登録したら連携するかとか、メニュー名の設定を直したりしました。
詳しくありがとうございます。操作がうまくいかない時、スタッフ様からBionlyカスタマーサポートへご連絡いただけておりますでしょうか。
私はけっこう電話をするようにしていたんですけど、スタッフは最初はそうではなくて。なので、なかなか設定が進まなかったんですけど、電子系ツールに得意なスタッフが「とにかくカスタマーサポートに電話をして質問すれば教えてもらえるから」というふうに教育したら、しょっちゅう電話をかけて教わるようになったので、うまく設定できたみたいです。
率直な意見で構わないのですが、カスタマーサポートの対応はズバリいかがでしょうか?
なかなか面倒くさいことばかり言ってしまっているんですけど、毎回とっても丁寧に教えてくださって、本当に有難いばかりで満足しております。
ありがとうございます。そんなBionlyですが、現在Bionlyを検討しているサロンにおすすめするとしたら、どんな点がおすすめでしょうか?
まつエクサロンでは、一人のお客様を違うスタッフが担当することがあるんですね。今日はAさんが担当して、次回はBさんといったように。 その時に、どんな目のお客様が来店したかという情報が写真として残っていると、施術がちょっと難しそうだねっていうのがカルテだけの文字を見るよりも分かりやすいです。最初から分かっていると、ちょっと心構えできるのもあって、スタッフもそこは便利に使っていますね。
なるほどですね。Bionlyでは写真の他にカウンセリングメモとしてテキスト保存もできますが、両方とも活用されているということでしょうか?
そうですね。カウンセリングメモも残しておりますし、施術後の仕上がりの写真も撮って残すようにしています。まだ経験の浅いスタッフは、撮影した写真をカルテに保存しておいて、 後ほど経験のあるスタッフに「さっきのお客様の仕上がりはこんなふうになった」と経過を見せて、そこから施術のアドバイスをもらうということにも繋がっています。
今まで私が聞いたことの無かった使い方で目から鱗です。ご活用いただけて嬉しい限りです。最後に、Bionlyについて「もっとこうなったらいいな」と思う点はありますでしょうか。
Bionlyで客単価を出せると思いますが、そこで技術だけの単価を見れたらいいなと思います。
あと、Bionlyの分析してくれる賢さはすごいなととても思っているんですが、まかないきれないところがあり実は別でExcelでも管理しています。なので、Bionlyが不満だということではなく、仕方ないなと思ってExcelで作ってしているっていう感じなので、もしそれがBionlyでもできるようになったらより便利かな、と思ったりはします。
貴重なお話をいただき、ありがとうございました。