美容師は基本的に一日中立ち仕事となることが多いのに加え、接客時のお客様への気遣いなど、体力的にも精神的にも大変なお仕事です。いつも、沢山のお客様に対して素晴らしい技術と素敵な接客サービスをありがとうございます!ということで、今回は「帰宅するときには疲労困憊....」な美容師の皆さんに、自宅の癒し度をアップさせるインテリアに植物を取り入れる方法をオススメしたいと思います。
ここからは、忙しい美容師さんでも育てやすい観葉植物の選び方やオススメの配置、室内で観葉植物を育てる際の注意点などをご紹介していきます。
目次
疲れが取れるリラックス空間づくりには、『グリーン』を置くのがオススメ!
生活する空間の中に、『グリーン=植物』を置くとなぜ疲れが取れやすくなるのか。
植物を置くことで得られるメリットは、視覚的なリラックス効果から、植物の光合成や蒸散による空気清浄・調湿効果まで様々です。
1.酸素量が多くなる
人間が生きるために酸素は必要不可欠ですが、人は酸素を吸って二酸化炭素を排出します。一方で、植物は、二酸化炭素を吸って酸素を作り出します。そのため、こもった部屋にいると酸素量は減ってしまいますが、植物を室内に置くことで自然と酸素量を増やすことができるのです。
酸素を多く取り込める空間にいると、疲労回復効果やリフレッシュ効果だけでなく、睡眠の質を高めたり、基礎代謝が上がることで美容効果や健康的な身体づくりも助ける効果を期待できます。
2.温度&湿度の調節
植物は、水分を根から吸収し葉から蒸散させていますが、夏は部屋の温度の上昇を抑え、冬は熱を放出して温度を保つ温度調整能力があります。また、乾燥している室内には適度な湿度を与えてくれる調湿効果があります。葉の面積が大きいものほど、その効果が高くなります。
3.植物の不思議な力
植物の種類によっては、体に害を及ぼす有害物質を吸収する力を持っていたり、マイナスイオンを発生させることで、人にとって快適な空間をつくり出してくれます。
4.緑色の効果
植物の色は、基本的にグリーン(緑色)です。緑色を見たり視界に入ることで、心理面では次のような効果が得られます。
・疲れた目を休ませる
・心身の疲れを癒す
・鎮静作用により緊張を緩和する
・穏やかな気持ちにする など
室内に植物があることで得られるメリットをご紹介しましたが、このように植物から享受できることだけでなく、育つことで変化するインテリアとして楽しめるなど、植物自体を育てる喜びも得ることができます。
美容師にオススメな観葉植物の選び方
1.オススメの観葉植物
室内で育てるには、観葉植物がオススメです。手間をかけず育てやすいものをご紹介します。
①パキラ
乾燥・暑さ・寒さに強く、日陰・日向のどちらでも元気に育つので、日当たりをあまり気にせず室内で気軽に育てられます。1本の幹だけでも存在感はありますが、複数本の幹が編みこまれた苗木もあり、ミニサイズでも力強い幹で存在感を発揮。成長が早く剪定にも強いので、思い描く形に育てることも楽しめます。
②クッカバラ
耐陰性と耐寒性があるため管理しやすく、初心者でも安心の育てやすい品種です。芋のようにゴツゴツと太い幹と、左右に深い切れ込みがたくさん入った肉厚な葉っぱが特徴のエキゾチックな雰囲気。成長すると、葉が横に広がるので、伸びすぎた茎を剪定して、花瓶に生けるだけでも、簡単な生け花ができます。
③モンステラ
乾燥に強く、明るい日陰や半日陰でも元気に育ちます。百円ショップでも販売され人気で手に入りやすく、ミニ観葉植物から2mほどの大型サイズまで豊富なバリエーションがあり、20~40種類あると言われています。深い切れ込みの入った葉は、成長するにつれ、縁から切れ込みが入ったり穴があき、独特な姿がエキゾチックで、どんなインテリアにも調和してくれます。
④サンスベリア
葉の中に水をためているので乾燥に強く、ほとんど水やりが必要ない観葉植物です。耐陰性も高いので、日当たりが悪い部屋でも育てやすく、初心者にもおすすめです。また、マイナスイオンを発生し室内の空気を清浄してくれたり、ハウスダストを除去するなどの空気清浄効果が高い品種。生命力もあり、元気な葉を土に挿し木すれば発根し、新しい芽が伸びてきます。
⑤ユッカ・エレファンティペス
乾燥に強く、耐陰性と耐寒性にも優れています。マイナス5℃程度までなら無傷で越冬します。太い幹と上向きの葉を茂らせるユッカは、「青年の木」とも呼ばれ、ハツラツとした上向きの葉の株姿で人気の観葉植物です。ユッカの品種は、47種ありますが、ほかのユッカのように葉の先端に鋭いとげがなく、象の脚のような幹に披針形で濃緑色の葉をつけます。
2.配置のポイント
どの観葉植物を置くか決まったら、室内に置く場所にもこだわりたいものです。観葉植物の大きさにもよりますが、生活導線の邪魔にならずその存在を感じられる場所へ上手に配置しましょう。そして植物の数も、まずはお気に入りの1つからはじめるとして、複数に増やした場合、配置によっては、お部屋がごちゃごちゃした印象になってしまうかもしれません。配置のポイントを覚えておきましょう。
<配置の第1ポイント>
観葉植物と共に暮らすうえで、家の中で過ごす時間が長い場所に配置すると、居心地良く植物の恩恵をたくさん受けることができるので、よく目に入る位置へ置きましょう。
例えば、テレビの横、よく座る場所から見える方向、ワークデスクや椅子の横など。自然と目に入る場所にグリーンがあることで、リラックス効果が高まります。
<配置の第2ポイント>
大きな鉢植えは、窓際やカーテン越しの位置に置くと良いでしょう。手間のかからない観葉植物ですが、やはり太陽光を浴びられることで、長く元気に育ってくれます。玄関やトイレなどでも育つ観葉植物もありますが、植物が弱ってきた時など、やはり時々は日光に当てる必要があります。重い鉢植えを頻繁に移動することは難しいので、最初からできるだけ日当たりの良い場所に置いておけば、手間がかかりません。
さらに、風水を元にして配置すると嬉しい効果も?!
古代中国の思想である風水的にも観葉植物は、運気をもった風水アイテムの1つと考えられています。風水の考えでは、葉っぱの形や生える向きで「気」が決まるので、それらを基にした観葉植物の選び方もあります。例えば・・・
《葉っぱの形》
■細く尖った葉
鋭い気を発生させるので、集中したいときや活発に活動したいときに近くにあると効果的。また、魔除けや厄除け効果も有り。
■丸い葉
穏やかで気を落ち着かせるので、人のそばに置くとリラックス効果がある。人間関係を良好にしたり、金運アップの効果も有り。
■ハートの形
人間関係の運気、恋愛運、金運がアップする効果がある。
《葉っぱの生える向き》
■上向き:「陽」の性質があり、活発な気を発生させる
■下向き:「陰」の性質があり、気を優しく静める効果がある
《置き場所》
■玄関
玄関は、風水学で「気の入り口」とされています。植物には「陰」を「陽」に変える力があるとされているので、玄関にグリーンを置くことで、良い「気」を家の中へ運ぶことができます。
■寝室
寝室は、就寝中に「運気を取り込み貯め込む場所」と考えられています。全体運や仕事運を上げることで、玄関の次に重要な場所とされています。
■キッチン
キッチンは、金運と健康運に強い影響を与えるとされています。「火」と「水」のあるキッチンは、相対するため気が乱れやすい場所ですが、観葉植物の「木」の気がバランスを調整することで、運気を整えてくれます。
■トイレ/お風呂
トイレやお風呂は、金運や健康運に関係しているとされていますが、太陽光が入りにくく悪い気が溜まりやすい場所です。観葉植物を置くことで悪い気を吸収してくれます。
■リビング
リビングは、人が集まる場所で家庭運に影響を与える場所とされています。また、日頃過ごす場所に置いておけば、それだけで運気がアップし、観葉植物自体が持つ運気を最大限に享受できます。
■ベランダ
ベランダは、玄関と同様に運気の出入り口とされています。玄関に日光や風が届きにくく観葉植物が枯れてしまうようなら、ベランダに置いても良いでしょう。日向に木陰をつくることで浪費が減り、財運をアップする効果もあります。
3.観葉植物と暮らす際の注意点
育てやすい観葉植物をご紹介しましたが、せっかくなら末永く元気に育てたいですよね。植物が元気に育ちやすいお世話の方法をご紹介します。
<植物の置き場所>
・風通しが良い場所
・エアコンの風は乾燥につながるため、直接当たる場所は避ける
・直射日光のあたらない屋内。※屋外であれば、半日陰がオススメ。
<水やりの注意点>
■水やりのタイミング
・土の表面が白っぽく乾燥してから水を与える
・土が乾いた状態になるまで何もしなくてOK
※乾いていない状態で水やりをすると、根腐れしてしまう可能性があります
■水やりのポイント
・水を与えるときは、鉢の底から流れ出る程度までたっぷりあげる
(根があるのは土の深い部分なので、根まで届くように)
・水をあげた後、受け皿に溜まった水は根腐れや防虫予防のために捨てる。
・大きい葉の場合のみ、乾燥しやすいため夏場は霧吹きで葉に直接水を吹きかける
・水やりの時間帯は、夏場は日中を避け、朝か夜にあげると良い
(暑い昼間に水やりをすると、土内の水分が過剰蒸発して、植物が枯れやすくなる)
観葉植物を育てるのは難しいと思っている人でも、正しい育て方をすれば元気な観葉植物を育てることが可能です。造花やプリザーブドフラワーよりも、やはり本物の生きた植物から得られる効果は絶大。植物の特性をしっかり知って自分に合ったものを選び、観葉植物とともに、快適な生活を送りましょう。
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