【美容室必見】リピート来店に繋げるメール配信のコツとは?

【美容室必見】リピート来店に繋げるメール配信のコツとは?

美容室で利益率を上げるには、新規率よりもリピート率を上げることが理想的だと言われていますが、リピート来店へと繋げるためにはどんなことができるでしょうか。
お客様のリピート来店を促すアピールポイントとしてはサービス内容、施術時間、メニュー設定、カウンセリング内容…など色々な要素が考えられますが、今回は美容室からお客様への「メール配信」に注目。
美容室が発信するメールの種類でいうとDMやメルマガといった方法がありますが、それらをより効果的に配信するための、メール内容や配信頻度など具体的に細かくご紹介していきます。

美容室が顧客へメ―ルを送るために必要な準備

まずはメールアドレスの取得から

メールを配信するためには、送信先のメールアドレスを取得する必要があります。美容室に来店されたお客様には来店時のアンケートやカルテ作成のタイミングでメールアドレスを登録してもらいましょう。

ここ数年、美容室予約はWEB予約サイトからの予約率が増えています。WEB予約の際、メールアドレスを入力したうえで予約が取れる仕組みになっていれば自動的にお客様のメールアドレスを取得することができます。また、美容室・美容サロンの集客サイトから予約されるお客様もいますが、その場合は集客サイトを経由したメッセージ配信も視野に入れると良いかもしれません。

お客様のメールアドレスに直接送信するのがベスト
メール配信方法としてベストなのは、美容室からお客様のメールアドレスへ直接メールを送信する方法です。
そのため、集客サイトからの予約で来店されたお客様には、次回予約からはメールアドレスを登録いただいたうえで自社サイトのWEB予約を使ってもらうようにご案内したり、お会計時に次の予約をしてもらうよう促す等の工夫が必要となります。

美容室でメール配信について話す女性

開封率が上がるメールの作り方

開封のカギを握るメールタイトル(=件名)

美容室からお客様にメールをいくら送っても、開封されなければ意味がありません。お客様がメールを開封するかどうかは、メールのタイトル(=件名)が何よりも大事。そんな開封されやすいメールタイトルのポイントはこちらです。

【ポイント(1)】興味を引くキーワードを入れる
メールタイトルを見て興味を持ってもらえれば、続きが気になりメールの本文へ進んでもらえます。


「期間限定!このメールを見た方だけの特別なお知らせ」
「インスタでバズり中!今年トレンドのヘアスタイルがお得になるたった2つの条件」
「本当は教えたくない。あの女優さんも愛用する髪の艶が驚くほど甦る秘訣とは?」
など。

タイトルを見た人に「もっと具体的に知りたい」と思わせることができれば、そのメールタイトルは成功といえます。そしてメールを開封してもらうことで、はじめて伝えたい内容を読んでいただくスタート地点に立つことができるのです。

メールタイトルは同じようなフレーズや言葉が続くとせっかくインパクトのあるキーワードを使っても効果が半減してしまうので、言葉の語彙やバリエーションを増やすことが必要です。難しいと思われがちですが、例えばテレビや雑誌、新聞、チラシ、街の看板など、自分が見て目に止まったものを覚えておいたりメモしてストックしておくと、自分なりのフレーズが作りやすくなります。

【ポイント(2)】パターンは複数用意する
メールタイトルはパターンを決めておくと作成するのが楽になりますが、毎回同じパターンだとお客様の期待度は段々落ちていきます。

例えば、美容室で販売中のある商品を別々のメルマガで紹介する場合、
「今話題の自宅ケアできるトリートメントの秘訣」
「髪をカラーしてから3ヵ月以上キレイにキープさせる秘訣」
「カラー後のダメージを最小限に抑える秘訣」

といったように、すべて「~~~秘訣」で締めくくるパターンだと「前回と同じような内容だ」と思われ興味が半減してしまいます。
そこで以下のようなパターンを作ります。

「なぜ〇〇は、選ばれるのか」
「〇〇が流行している理由3選」
「ユーザーボイス:〇〇」
「〇〇のよくある質問」
「はじめてでも分かる〇〇の魅力」
「〇〇のメリット・デメリット」
など。

切り取る視点を変えることで、新しい情報だと印象づけることができます。こうして同じ商品を伝えるにもタイトルパターンを変えていくことでお客様を飽きさせず、読み進めてもらえる可能性は高まります。

美容室からのメール配信を読む女性

お客様に響くメール本文とは?

お客様に興味を持ってもらうメールの本文は、まず第一に「自分ごと」と捉えてもらうことが重要です。
いわゆるDMやメルマガは多くの人に向けて一斉に配信されるものですが、お客様もそれを分かっています。しかし、せっかく美容室からダイレクトにお客様へ向けて送るメッセージなので、お客様だけに届いているかのような特別感を演出できると良いですね。

【ポイント(1)】対象を絞り込んだうえで内容を作成する
最も重要なのは、メールを送る対象となるお客様をイメージすることです。

  • 前回のヘアカラーから3ヵ月目の女性のお客様
  • カットをしてから2ヵ月目の男性のお客様
  • 卒業式や入学式を控えた小さなお子さんがいらっしゃるお客様
  • ホームケア商品をご購入され、使用終了目安次期前のお客様
  • 誕生月のお客様

など。

美容室の業務効率化のためには、1件1件メールを送ることは非常に大変な作業になってしまうので一斉配信をすることをオススメしますが、その中でもメールを送る対象者を絞り込むことで、その方々に合わせた内容の文章を作ることができます。ここで作る文章は、ある程度絞り込んだ特徴を持たせることができるため、美容室からDMで一斉配信しても読み手からすると「自分のために送られたメール」と受け止めてもらいやすくなります。

【ポイント(2)】メール内にお客様のメリットを提示する
美容室への来店を誘導するために、配信するメールにクーポンを付けたりお得なキャンペーンをお知らせすることは有効です。お客様にはメールを開封することでダイレクトにメリットを感じてもらうことができます。

  • 〇月限定!△△キャンペーン
  • このメールだけの特別クーポン!
  • リピーター様特典!〇〇クーポン
  • 〇〇購入者様だけの割引クーポン
  • 〇〇体験無料チケット

などです。

ただ、これらもメールタイトルの作成時と同様で、毎回同じような内容だと「いつ見ても同じだから今回利用しなくても大丈夫だろう」とスルーされることが増えてしまいます。
美容室の存在をその都度思い出してもらうために定期的なメールの配信は必要ですが、お客様にとってメリットが無いと感じると次回以降の開封率にも影響してしまうので、飽きさせないように工夫したいものです。

美容室からのメール配信を読む2人の女性

例えば、特典以外にもお客様にメールを見ることでメリットを感じてもらえるような「有益な情報の提供」をプラスしてみるのはいかがでしょうか。

  • 季節ごとに注意すべき点
  • ホームケアや髪の乾かし方のポイント
  • 美容師には常識だけど、一般には知られていない情報
  • 地域ならではのご近所の最新情報
  • 新しいメニューや商品の紹介

など。

こういった情報は読むだけでもお客様にとって「有益な情報」となります。売上に直結しなくても、楽しいことやポジティブなことをイメージできる情報としてメールでお届けすることで、美容室を身近な存在として意識し続けてもらえたり、直接接客していないときでも顧客満足度をアップさせることにつながります。

美容室からのベストなメール配信頻度

ちょうど良い送信タイミングとは?

メールタイトルとメール本文を作成したら、次はメールを送る頻度・タイミングを考えていきましょう。どこの美容室でも「(配信回数が)多すぎても嫌われそうだし、少なすぎても忘れられそう…」という悩みがあると思います。ちょうど良いタイミングというのは、なかなか難しいものですよね。

美容室からのメール配信、施術中の美容師

メールを送るタイミングや頻度はいつでも良いというわけではありませんので、ルールを決めておくと運営も楽になります。
先に解説したように、美容室からメールを配信するターゲットを絞り込むと、一人ひとりのお客様に対する配信頻度はおのずと減ることになります。そのうえで、1つの基準をご紹介します。

あるメール配信サービス会社の報告によると、

  • 半数以上の企業がメルマガを1カ月に1~4通配信
  • 開封率とクリック率が最も高いのは、1カ月に4~8通配信した場合

という結果が公表されています。

頻度については自店が理想とする、またはお客様ごとに合った来店周期の目安からメールの配信頻度を決めると良いでしょう。

  • 来店周期の理想:1回/1カ月→1週間に1回
  • 来店周期の理想:1回/3ヵ月→1カ月に1~2回

しかし何より、メール配信はお客様と美容室の関係性を深めるためのものです。美容室の営業スタイルや雰囲気によって、お客様も変わっていくことがあります。例えば、メールの配信頻度は2~3ヵ月程度はまず決めた頻度で試してみて、その後のお客様の反響などを踏まえたり実際にヒアリングをしてみるなどして、双方が理想とするメール配信頻度を決めていく、というのがその美容室にとっての一番の正解かもしれません。

またメールマガジンには、ステップメールという考え方があります。ステップメールとは、美容室への来店日や店販を購入いただいた日を起点として、予め準備しておいた複数のメールをスケジュールに沿って順次配信する仕組みです。特に忙しい美容室ではこの仕組みを使ってみるのもオススメです。

忙しい美容室にうってつけ!Bionly(ビオンリー)のメール配信機能

忙しい美容室にうってつけ!Bionly(ビオンリー)のメール配信機能

色々な目的別に対象者を絞って定期的にメールを送信

美容室・サロン専用のiPad顧客管理POSレジシステム Bionly(ビオンリー)には、登録されている顧客に目的別でメールが送信できる【メッセージ配信機能】があります。
ここからは、Bionly(ビオンリー)の【メッセージ配信機能】でどんなメールが送信できるかを詳しくご紹介していきます。

手動メッセージ機能と自動メッセージ機能

手動メッセージ機能
美容室から一人ひとりのお客様へ個別でメールが送信できる「手動メッセージ機能」です。
定型文やタイミングに囚われず、1人のお客様に向けて自由に文章を作成しメール送信ができます。

自動メッセージ機能
一度設定しておけばそのタイミングで該当するお客様へメールが自動で送信される機能です。
以下の目的別で設定することができ、お客様へのメール送信業務を簡略化します。

  • バースデーメール
  • 来店後のサンキューメール
  • 来店間隔が空いてしまったお客様向けのごぶさたメール
  • 次回予約のリマインドメール

送信対象条件を絞り込んでのメール送信も可能なので、美容室来店時に取得したお客様の情報を属性に分け、属性に合わせた的確なメールマーケティングを行うこともできます。

Bionly(ビオンリー)だけの特別機能

Bionly(ビオンリー)には、美容室の顧客が無料でダウンロードできる顧客専用スマホアプリ『CHEERBE(チアビー)』があります(追加料金無しで利用可能)。CHEERBEにはチャット機能があり、お客様とダイレクトチャットすることが可能です。Bionly上でチャット履歴も確認できるので、お客様とのやりとりについてもいつでもカンタンに内容を確認することができます。

美容室のメール配信、Bionly(ビオンリー)だけの特別機能

このCHEERBEチャットはプッシュ通知が可能です。プッシュ通知の場合、一般的にメールよりも開封率が高いと言われています。画像やURLも送れるので、お客様とのコミュニケーションがスムーズです。

メール配信と同様にチャットも一斉配信が可能なので、美容室側のメッセージ配信の手間を最小限にすることができます。

また、CHEERBEアプリ内にはチャットとは別のお知らせ欄があり、美容室からのお知らせを表示することができます。チャットでのメッセージ配信とお知らせを使い分けることで、配信頻度が多いと感じにくくさせつつ必要な情報を美容室からお客様に届けることができます。

メール配信機能の活用例

Bionlyのメッセージ機能を活用した事例をご紹介

実際にBionlyの【メッセージ機能】をご利用いただいているサロンの声をご紹介します。

(1)MEGURU 漢方薬局&鍼灸サロン 様
(Bionlyの)一番の魅力は、お客様とメールやチャットでコミュニケーションが取れるところですかね。お客様はWEBで予約もできるし、その確認もできるし。予約に対してのリマインドも自動配信できるのでお客様からは「お客様思いなサロン」に見えるんじゃないかなぁと思いますね。
自動で配信されるメールの内容を自分でカスタマイズできるというのは、汎用性があってすごくいいなと思いますね。
Q.アフターフォローのメールなども配信されているんですか?
A.はい、来店された翌日の夕方に配信されるように設定しています。Bionlyのシステムから自動で「体調の変化や何か不安なことがあったらすぐ連絡ください」とメールできているので “放っておかれてる感”も抱かれないと思いますし、 お客様から連絡が来た時にご説明できる機会が持てるのも助かっています。

▼詳しいインタビュー内容は、こちらから
Bionly導入サロンインタビュー『MEGURU 漢方薬局&鍼灸サロン 様』

(2)luCall 様
顧客に対してメールを一斉配信できるのはすごく有難いですよね。美容室って1か月、2か月と期間が空いちゃう分お客様が忘れちゃったりするので、こちらから配信して思い出すようにすれば再来周期も早くなるのでやりやすいです。

▼詳しいインタビュー内容は、こちらから
Bionly導入サロンインタビュー『luCall 様』

リピート来店に繋げるメール配信のコツまとめ

メール配信を継続していくことを考えると「大変そう…」が先立って、なかなか手がつけられない美容室経営者さんもいるかもしれません。
でも、素晴らしいサービスと技術を提供しお客様も気に入ってくださっていたはずなのに、来店までの時間が延びてしまったりして「なんとなくその美容室に行きにくくなってしまった」というお客様がいらっしゃることも事実。美容室から何もアクションを起こさずにいたことが原因となりお客様が離れてしまうのは、非常にもったいないことです。メール配信をシステム化すれば、想像よりもカンタンに定期的なメール配信を続けることができます。メール配信機能を積極的に活用して、美容室のリピーター集客にお役立てください。


『Bionly』POSレジに関するご相談・お問い合わせ

美容室・美容サロンへのPOSレジシステム新規導入および他社からのお乗り換え等の各種ご相談など、Bionlyへお気軽にお問い合わせください。皆様のサロン運営における課題を伺ったうえで最適なご提案をさせていただきます。

動画で見る『ipad専用POSレジBionly(ビオンリー)

【美容室お役立ちリンク】

厚生労働省/美容業 統計情報
厚生労働省/生活衛生関係施設数(美容所・理容所など)の年次推移
経済産業省/理美容業分析記事一覧
J-Net 21/独立行政法人中小企業基盤整備機構・美容院
一般社団法人/日本美容協会
東京都美容生活衛生同業組合
日本政策金融公庫/美容業創業の手引き