美容室

2022.7.25
美容室を経営していると「もっと業務をラクにしたい」「働きやすい環境を整えたい」「スタッフ教育に力を入れたい」など、様々な希望や理想が芽生えてきますが、何をするにもお金が掛かるのが現実・・・しかし条件が整えば国や地方自治体の補助金や助成金を得ることができ、描いた夢の実現に近付けるかもしれません。今回は今からでも間に合う、美容室が対象となる2022年最新の補助金と助成金の情報を集めました。是非参考にしてください。 目次 【最新】美容室で使える補助金情報:2022年版■ 美容室で使える補助金を申請する前に1.美容室のIT化を助ける補助金『IT導入補助金2022』2.美容室の経営を支える補助金『小規模事業者持続化補助金(一般型)』3.Bionly(ビオンリー)の補助金活用プラン【最新】美容室で使える助成金情報:2022年版1.非正規雇用スタッフの正社員雇用促進のための助成金『キャリアアップ助成金』2.美容室スタッフのスキルアップを促進する『人材開発支援助成金』3.家族を持つ美容室スタッフを支える経営者向けの助成金『両立支援等助成金』美容室で今から使える補助金&助成金まとめ 【最新】美容室で使える補助金情報:2022年版 美容室で使える補助金を申請する前に 補助金は国や自治体さまざまな政策目標を達成するため、中小企業や個人事業主の取り組みをサポートする資金の一部が支給される制度です。 原則として受給した補助金の返済は不要ですが、「申請すれば誰でも補助金を受け取れる」というものではありません。各補助金の目的や趣旨、条件に合致することで申請が可能となり、申請後の審査に通過する必要があります。補助金を申請する際は「事前の審査」と「事後の検査」によって補助金支給の有無や補助金額が決定するので、実際に補助金を受け取れることになるのはだいぶ先だと思っていた方が良いでしょう。 また、補助金は予算が設けられているため、人気が高い補助金は申請期限前に受付終了してしまうものや、倍率が高いもの、早い者勝ちになるものなど、受給が難しい補助金も存在します。 今回ご紹介する補助金は今からでも申請できる、かつ美容室で活用できる補助金をピックアップしています。補助金によって補助率や上限額が決まっているため、各補助金の公式サイトに記載されている公募要領や公募期間をよく確認してから申請の準備を進めましょう。 1
blanc
2021.4.23
美容サロンで働く方々の独自のこだわりを、とことん語り尽くしていただく大好評のこの企画。第七回目は、青森県三沢市のヘアサロンblancオーナーの川崎史也さんです。 ヘアサロン『blanc』川崎史也 18歳で青森から東京に渡り都内や神奈川でサロンワークを学び29歳で帰省。青森県内の大型系列サロンにて7年間勤め店長・教育担当も経験をしたのち独立し2021年1月三沢市に「blanc」をオープン。店名の「blanc」は純白を意味し、お客様・スタッフをはじめ関わる全ての方と一緒にし幸せになる色を付けていきたいという気持ちが込められている。 三沢市の美容業界を盛り上げていきたい ――こちらの企画では、皆さまの“こだわり”をうかがっているのですが、川崎さんの“こだわり”とはなんでしょうか。この「blanc」は今年の1月(2021年1月)にOPENしたばかりなので、サロンを造るうえでのこだわりになるのですが…サロンがあるのが青森県三沢市といって自衛隊駐屯地や米軍基地、そして原子力発電の処理工場があるので、地元の方はもちろんいらっしゃいますが県外から移住されて来る方が多い地域なんです。そういった県外から移住されてきた方がすんなりお店に入ってきやすいようなイメージのお店にしました。 ――具体的にはどのような?華やかなイメージのお店にしたかったんです。三沢市は地方都市なので昔ながらの美容室や、同じような雰囲気の店舗が多くて。コンパクトでアットホームな空間だったり外からお店の中が見えない感じですね。そういった中で、外からあえてお店の中が見える造りにして、内装はコンクリートの打ちっぱなしに見えますが、実際はコンクリートを模した壁紙。光を反射しやすい壁紙にすることで非日常感を演出しています。 ――写真でしか拝見できないのが残念ですが、街にあったら絶対に気になって振り返るスタイリッシュな外観とシンプルな内装が素敵です。 ありがとうございます。僕はサーフィンやアウトドアスポーツが趣味で、お客様から「やっぱりサーフショップみたいなお店にするんでしょ?」って言われたりもしましたが、もうそこは自分の色は一切出さず、コンセプトに忠実に“映え”を意識して造りましたね。そして、建築設計は美容室を多く手掛けているところではなく住宅メーカーさんにお願いしました。というのも、美容室に対しての「コレ!」というノウハウが
2021.2.12
美容サロンで働く方々の独自のこだわりを、とことん語り尽くしていただく大好評のこの企画。第六回目は、東京都品川区のヘアサロン神名美容室オーナーの神名 康至さんです。 ヘアサロン『神名美容室』神名 康至 青山・表参道エリアの人気サロンにて長きにわたり経験を積んだのち、2017年品川区大森に『神名美容室』をオープン。“他の美容室には無いプライベート空間”をテーマに薬剤からインテリアまでこだわり抜いた唯一無二の空間。顧客を第一に考えた施術が人気を呼んでいる。 自分が好きなものに囲まれる空間 ―― 今回、神名さんの『こだわり』についておうかがいしたいのですが、サロン空間やプロダクトなど “コレにこだわってる!”というものはありますでしょうか。 物で言うと…セット面の椅子ですね。数ある選択肢の中でも一番高いものを購入しました。贅沢かなと思いながらも、椅子ってお客様が美容室にいる間ずっと座っている場所なので、お客様には贅沢なものをご提供したいという気持ちで。しっかりした作りなのでご年配のお客様でも居心地よく寛いでお座りいただけます。あとは、お客様がお店に入ってきてからのストーリーを結構考えているんです。来店してから施術する中で色々な流れがあるので、場所ごとに香りを変えています。 ―― 具体的にはどのようにでしょうか? まず、お店に入ってきたときのファーストインパクトの香り。セット面に座っている時はウッド系、シャンプー時はコットン、そしてタオルも肌につけて心地いい香り、と分けています。お店がそれほど広くないのでここはこだわってますね。やっぱり美容室って「ザ・美容室」という匂いがあるので。それと、小さいお店ということもありますが、わざと商材を見えるようにしています。そうすることで、お客様も自分の髪や頭に何が使われているかわかっていただける。薬剤を混ぜる時もお客様の目の前でやって「こういう風に作るんだ」「こんなにカラー剤ってあるんだ」と、楽しめるかなと思っています。 ―― 店内の空間作りがこだわっているポイントですね。 そうですね。実は僕、結構収集癖があって(笑)10代の頃のキンケシからはじまり、中学生くらいからはスニーカーやTシャツ、その次はポスターといった感じに。Tシャツはもうずっと集めてます。ポスターは色あせないですし、集めたらそれが資産になるかなって。普通に手に入らないものや小
2020.11.17
美容室をはじめとする美容サロンで働く方々のこだわりを、とことん語り尽くしていただく大好評のこの企画。第五回目は、東京都渋谷区のヘアサロンCOMFY PLACEオーナーの露木晋也さんです。 ヘアサロン『COMFY PLACE』露木晋也 1994年に美容師のキャリアをスタート。トータルビューティーサロン「uka」に25年間在籍し、多くの著名人を担当する傍ら雑誌の撮影、セミナー、ヘアーショーなども行う。同社取締役を経て独立。2019年8月に「COMFY PLACE」をオープンする。『365日快適に扱える髪』をモットーに、その確かな技術とお客様に寄り添った提案が人気を呼んでいる。 香りを楽しみに、美容室に来ていただけたら。 ―― 露木さんの『こだわり』はシャンプーと事前にうかがっているのですが、現在サロンでは何種類くらい扱っているのでしょうか。 施術で使用するものだと10種類くらいですね。そのラインナップは、もちろん髪質やこの後の施術に合うかといった部分はありますが、香りをお客様の気分に合わせられるようにというのを重視しています。 ――というと? 美容室に行けば自分の好きな香りに会えるという感じです。お客様には、シャンプー施術前に「今日はどの香りにしますか?」と伺ってお選びいただいてます。元々、サロンOPEN時からの趣向としては変わりないんですが、コロナ禍でマスクをする人が大多数の中で、常にマスクをしている生活だと香りを楽しむ機会が少なくなっているのもあって、香りを楽しむことをより重視するようになりました。 ――そうすると、香りは幅広く揃えられているのですね。 そうですね。ブランドごとにスパイシーだったりまろやかだったり…と、それぞれ趣向が違うので、その中からチョイスしています。基本、レギュラーとなるところは常に揃えて、あとは時期ごととか、期間限定でブランドを入れ替えたりとかはマメに行っています。 ――シャンプーにこだわり始めたきっかけは何だったんでしょうか。 やっぱりukaにいた時に、自社製品を作っていたのもあってこだわりが強かった。それは、僕だけではなくてukaのスタッフ皆そういうところはありましたね。ただ、その時は自社のシャンプーがメインで、他ブランドのものも使ってはいたんですが積極的にというよりはukaのシャンプーを補う形でした。 独立してからも、ukaのシャンプー
2020.10.27
『美容サロンで働く方々のこだわりをとことん知りたい。むしろ語り尽くしてほしい!』そんな編集部の思いを元に、bionly plusでスタートしたこの企画。第四回目は、大阪府梅田駅近のヘアサロンORGANIC SALON ENGAROオーナースタイリストの峰松稔さんです。 ヘアサロン『ORGANIC SALON ENGARO』峰松 稔 「お客様と二人三脚」をサロンのスタイルとし、笑顔と癒しの空気でお客様を迎える『ORGANIC SALON ENGARO』。自身もくせ毛で悩んでいたということから、誰よりも豊富な知識を身に着け、クセ毛のカットが上手い美容師として人気を呼んでいる。また、オーガニック商材のラインナップはこだわりそのもの。常に「お客様が美容を楽しめる」提案をし続けている。 まるで温泉水のような、日本でここだけのお水 ―― 早速ですが、ENGAROさんでは「お水」にこだわっているということで、そのきっかけを教えてください。 水にこだわるきっかけになったのは、自分自身やスタッフの肌荒れですね。美容師のお肌が荒れなければ、お客様にとってもいいものということですから。 ―― たしかに。画面越しですが手がおキレイですよね。 そうなんです、実は手キレイなんです。 ―― そのこだわりのお水とはどういったものなのでしょうか。 サロンでお水を作っています。機械はタカラベルモントさんの軟水器を使用しています。その機械の貯水槽に、静岡県の陶器メーカーで創られている、日本国内の温泉地やパワースポットで採取された鉱石を練り合わせて作られたセラミックを設置して、より柔らかいお水になるよう、少しカスタマイズしてます。そのセラミックがあることで、温泉に入った後のような保湿感や癒され感…温まるようなお水になるんですよ。日本でここだけのオリジナルのお水です。 元々、お店自体ヘルスケアにも力を入れていて「イヤシロチ(弥盛地)・ケガレチ(気枯地)」という概念から、店内空間を整えています。生命体のエネルギーを正常に動かすような空間というか。店内に置いている植物にしてもそうですし、そこにあっているもの、いいなと感じたものを探してお水にも取り入れるようになりました。 ―― オープン当時から取り入れていたんですか? 軟水器はオープンから使っていましたが、セラミックはきちんとチカラを理解して、貯水槽に入れるだけ
2020.9.11
『美容サロンで働く方々のこだわりをとことん知りたい。むしろ語り尽くしてほしい!』そんな編集部の思いを元に、bionly plusでスタートしたこの企画。第三回目は、愛知県豊橋市のヘアサロンtrueal hair design代表の川嶋真幸さんです。 ヘアサロン『trueal hair design』川嶋真幸 「true」+「real」という二つの言葉が込められた「trueal(トゥリル)」をサロン名に掲げ、豊橋にサロンをオープン。“オシャレだけど気負わず気軽に立ち寄れて日々の疲れを癒せるサロン”を目指し、ひとつひとつの施術から空間作りまで日々探求中。その施術はお客様に寄り添った提案と仕上がりで人気を呼んでいる。 幅広い年代に愛される、親しみを持てるお店創り ―― まずは、川嶋さんのお店に対する『こだわり』を教えてください。 こだわり…こだわりって難しいですよね(笑)豊橋ってちょっとトレンドが遅いというか、もちろん、リアルタイムにトレンドを取り入れてる方もいますが、全体的に最先端より数か月遅いかなという印象なんですよ。そんな豊橋の方に「おしゃれ」 と感じてもらいながらも親しみを持ってもらえるようなお店の雰囲気作りを目指しています。 ―― 実際に、ナチュラル&シンプルですし前を通ると「おしゃれで気になるな」と印象に残る店構えですよね。 やっぱり幅広い年代のお客様に来ていただきたいという思いがあるので、それこそ一度担当させていただいたお客様には、おじいちゃん・おばあちゃんになっても来てもらいたいですしそれを目標にしています。あとは、美容室ってどうしても子供を連れでの行きづらさを感じてしまうんです。なので、気軽にお子様と一緒に来ていただけるよう店内にキッズスペースを設けています。 ――空間で言うと、店内はとてもゆとりがあって落ち着ける印象を受けました。 これは、豊橋という土地柄もあるかもしれませんが…やっぱり都心や繁華街に比べてスペースをもった空間を実現できるところはありますね。セット面の間隔も元々1~1.5m離れているのでナチュラルにソーシャルディスタンス保てています(笑)実は、はじめはシャンプースペースを個室にする予定だったんですが、ちょっと圧迫感が出てしまいそうだったので、逆にオープンスペースにして解放感を持たせています。 ―― 施術面ではいかがでしょうか? 今だと沁
2020.9.1
美容サロンで働く中、美容業界の動きや他のサロンの様子がふと気になることはありませんか? そんな疑問を解決すべく、Bionlyでは美容サロン様に毎月様々なテーマに沿ったアンケートを実施し、サロンの傾向やどのようなサービスを行っているか等を集計してご紹介しております。 第三回目は「美容に関する意識」をテーマに調査いたしました。 意識されている美容ケアは? コロナ禍でのリモートワークによる運動不足やマスク出勤でのフルメイク頻度低迷下により、現在ダイエットやスキンケアといった基礎的な美容対策が注目されてきているようです。では、日頃から美容に関わっている美容サロンのオーナーやスタッフ、そのお客様方はどのような美容ケアを重視しているのでしょうか?まずは美容サロンで働くオーナーやスタッフの皆様にアンケートを回答していただきました。 1.美容サロンスタッフが行う美容ケア 普段の生活で行っている美容ケアに使う時間は30分以内が最も多く、長くても1~2時間以内で行っているという結果が出ました。結果によると、男女問わず美容ケアを行わない方はおらず、忙しい毎日でできる限り時間を有効活用してケアをすることが重要視されているようです。限られた時間の中で日々行っている美容に関するケア内容はどのようなものなのでしょうか。 圧倒的に行われている美容ケアは日焼けや保湿対策などのスキンケアで、特に女性はほぼ全ての方が回答されているほど欠かせないケアとなりました。特に今夏は日射の多さが話題になったため、日焼け対策や美白ケアにも注目されているのかもしれません。次に運動やマッサージ、睡眠、食生活、サプリや美容飲料等の補給といった生活習慣や健康にも関わる項目が多く見られ、美容ケアは日頃の生活習慣から意識して行っていることがわかりました。 ここで注目すべきは2番目に回答者が多かった「髪」。これはヘアサロンのスタッフに関わらず多くの方が選択をしていました。その他に歯や除毛、爪といったエチケットに関わる部分を念入りにお手入れされている方も少なくありませんでした。 顔のケアをする際、多くの方が重点的に改善したいと感じている項目はたるみ、乾燥となりました。加齢だけでなく日々の表情筋の使い方や生活習慣で気になってくるたるみ、季節ごとに多くの人を悩ませる乾燥がとても重要なケア対象になっているのですね。 2.お客様の意識 では
2020.8.21
『美容サロンで働く方々のこだわりをとことん知りたい。むしろ語り尽くしてほしい!』そんな編集部の思いを元に、bionly plusでスタートしたこの企画。第二回目は、鹿児島県鹿児島市のヘアサロンgoen代表の宮田章宏さんです。 ヘアサロン『goen』宮田章宏 「鹿児島の女性を綺麗にしたい。」そして、鹿児島がおしゃれを楽しめる街になり、そこから街を盛り上げたいという思いからgoenをオープン。独自の毛髪理論と削ぎに頼らない再現性の高いカットで創られるデザイン、可能な限りダメージをさせない施術、髪質改善提案などが多くの女性から支持を集めている。 お客様の望みを叶える施術とダメージとのギャップ ―― まずは、宮田さんの『こだわり』を教えてください。 とにかく、ダメージレスの施術にこだわっていますね。そして、このサロンをOPENしてからは、自分だけがダメージレスの施術を出来ても意味がないと考えるようになり、お客様の髪の状態に合わせた放置タイムや巻きのテンション、ロッドの太さ、熱の温度などもとにかくわかりやすく簡単に共有できるように工夫して、スタッフ全員の施術レベルを同じにすることにこだわっています。 ―― 何かダメージレスにこだわるきっかけがあったのでしょうか。 自分が横浜の美容室で美容師として働き始めた時に、パーマやストレートパーマを一回でもかけると髪がダメージを受けてしまうのを「どうにかできないか?」と思ったのがケミカルの知識を勉強するきっかけでした。全力で一生懸命施術して「このお客様のために!」というのを追い求めていたけど結局髪にダメージを与えてしまうというギャップに「なんでだろう…」というシンプルな感情が湧いてきて。カウンセリングでお客様の声を聞いて、改めてダメージに悲しんでいるということがわかった時に、自分の施術に対して「悪いことをしているのではないか」という気持ちが強くなってしまったんです。 ――お客様の望みをかなえるために全力を尽くしているのにダメージしてしまう矛盾…やるせないですね。それを解決するために学んだケミカルの知識で辿りついた薬剤はどのようにして見つけましたか? ダメージレスの薬剤に関しては、最終的にディーラーさんからの紹介です。ただ、そこに至るまでにも先輩美容師さんと薬剤を研究したり、以前使っていたメーカーさんの講習会や勉強会を重ねケミカル知識を習得